【有馬記念】スターズオンアース“最悪”16番も 大外“最強”ルメールで突破可能!驚異のデータ

2023年12月22日 11:56

スターズオンアース(22年5月撮影)

 暮れの大一番、G1有馬記念は24日に中山芝2500メートルを舞台に行われる。

 前日(21日)には恒例となった公開枠順抽選会が行われ、上位人気が確実視される昨年の2冠牝馬スターズオンアース(牝4=高柳瑞)が大外の8枠16番に入った。

 有馬記念は内枠有利が顕著で、特に8枠は鬼門中の鬼門。00年以降、16頭立てで行われた有馬記念は昨年まで16回ある。この16回中、8枠に入った馬の連対はない。

 18年に8枠15番からシュヴァルグランが3着(9番人気)に入ったのが最高。8枠に人気馬が集中しているわけではないが、15年にはゴールドシップが8枠15番で1番人気8着、07年にはウオッカが8枠16番で3番人気11着に敗れている。

 ただ、スターズオンアースに騎乗するルメールは、大外で驚異の成績を誇る。21年以降、JRAの芝G1で大外に入った時のルメールの成績は、21年桜花賞がサトノレイナス(8枠18番)で2着、同年菊花賞はオーソクレース(8枠18番)で2着。22年は皐月賞とダービーでイクイノックス(ともに8枠18番)で2着、オークスはスターズオンアース(8枠18番)で制した。

 記憶に新しいのは今年の菊花賞。8枠17番からドゥレッツァを巧みに導いて優勝。21年以降の大外では2勝2着4回となんと連対率100%だ。

 ルメールは有馬で8枠16番に決まった際に「心臓が痛いです」としながらも、「ちょっと大変な番号ですけど、ポジティブな騎乗をやっていきます」と気合。超鬼門の大外も、名手なら突破可能だ。

 【23年有馬記念の枠順】
1枠1番 ソールオリエンス
1枠2番 シャフリヤール
2枠3番 ホウオウエミーズ
2枠4番 タイトルホルダー
3枠5番 ドウデュース
3枠6番 ディープボンド
4枠7番 アイアンバローズ
4枠8番 ライラック
5枠9番 ヒートオンビート
5枠10番 ジャスティンパレス
6枠11番 ハーパー
6枠12番 ウインマリリン
7枠13番 タスティエーラ
7枠14番 プラダリア
8枠15番 スルーセブンシーズ
8枠16番 スターズオンアース

 【有馬記念の最近10年の勝ち馬】
13年 3枠6番オルフェーヴル
14年 2枠4番ジェンティルドンナ
15年 4枠7番ゴールドアクター
16年 6枠11番サトノダイヤモンド
17年 1枠2番キタサンブラック
18年 4枠8番ブラストワンピース
19年 3枠6番リスグラシュー
20年 5枠9番クロノジェネシス
21年 5枠10番エフフォーリア
22年 5枠9番イクイノックス

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