阪神・中野は本命ジャスティンパレス 予想は調教重視

2023年12月22日 05:30

阪神・中野の本命はジャスティンパレス(撮影・須田 麻祐子)

 WBCでも活躍したセ・リーグ、パ・リーグが誇る俊足2人が、有馬記念で最も速い馬を当てる!スポニチ競馬予想に初登場した阪神タイガースの中野拓夢内野手(27)はどの馬に注目するのか。

 今年は凄い濃かった一年でした。WBCにも出させてもらい世界一から始まり、日本一までなれるとは。長い、いい一年を過ごせたと思います。これで有馬記念も当たれば一番いい締めくくり方ができると思います。

 競馬歴は5年ぐらい。社会人の時に日曜に休みが多くて。娯楽室で先輩と一緒に競馬を見ていたら、楽しくなってきました。土日は朝のレースから終わりまで見ている時もありましたね。近くに中京競馬場もあったので、場外で馬券を買いに行ってました。

 阪神でもシーズン中に坂本誠志郎さん、渡辺諒さんと一緒のことが多くて、坂本さんは細かい情報を教えてくれたりしますね。

 予想する時は調教を重視してます。スマホのアプリで調教の評価やデータを頼りにしながら予想しています。火曜(19日)に優勝旅行から帰ってきましたがハワイでも時間がある時にチラッと見たりしてチェックはしていました(笑い)。

 本命は◎ジャスティンパレス。今年のメンバーは2500メートルの距離を走っていない馬が多いですが、この馬は長いところを走ってきているのが魅力。展開的にも差し勝負になりそうですし、スタミナを生かしてタフなレースができるんじゃないかな。

 相手は4頭に絞ります。まずドウデュース。ダービーも勝っていますし距離は大丈夫かなと。3歳馬は重量も有利ですしソールオリエンス&タスティエーラは外せません。最後に穴馬として、個人的に馬券の相性がいい戸崎さんが乗るライラックを加えて高配当を狙いたいです。馬券はジャスティンパレス1頭軸の3連単マルチで勝負。有馬記念は当てたことがないので、今年はぜひ当てたいですね。レース当日はテレビの前で正座をして、祈りながら見たいと思います。 (阪神タイガース内野手)

 ◇中野 拓夢(なかの・たくむ)1996年(平8)6月28日生まれ、山形県天童市出身の27歳。日大山形では2年夏の甲子園で4強入り、東北福祉大での4年春秋は二塁でベストナイン。三菱自動車岡崎では1年目から正遊撃手。20年ドラフト会議で阪神から6位指名、翌21年に開幕1軍入り。30盗塁でシーズンを終え、新人として19年の近本以来NPB史上3人目の盗塁王を獲得。今年はWBCにも出場、世界一に貢献した。日本一に輝いたレギュラーシーズンは遊撃手から二塁手にコンバート、164本でセ・リーグ最多安打、ゴールデングラブ賞も受賞。1メートル71、69キロ。右投げ左打ち。

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