武豊、23年も存在感抜群 数々のレコード 2060年でも残る!?超絶記録もマーク
2023年12月28日 16:32 JRAの23年開催は28日に終了。武豊が今年も抜群の存在感を見せつけた。
1月のシンザン記念をディープインパクト産駒の最終世代ライトクオンタム(牝3=武幸)で制し、37年連続の重賞勝利を達成。通算でも重賞350勝に到達(有馬記念の勝利で357勝)した。
2月には小倉でJRA通算4400勝をマークすると、4月の大阪杯はジャックドール(牡5=藤岡)を巧みに導き、54歳19日のJRA・G1史上最年長記録をマークした。
10月29日に右大腿筋挫傷を負って約1カ月半の戦線離脱となったが、有馬記念で昨年のダービー馬ドウデュース(牡4=友道)とともに劇的な復活V。自身のG1最年長勝利記録を54歳9カ月10日に更新した。50代での重賞勝利も最多の24勝となった。JRA・G1は通算81勝とした。
28日のホープフルSはタイトルに届かずにJRA平地G1完全制覇はお預けとなったが、23年も数々のレコードを樹立したスーパージョッキー。特筆すべきは88年の菊花賞をスーパークリークで制した19歳7カ月23日のG1史上最年少勝利と最年長勝利のダブル保持だろうか。
今後、最年少記録を更新する騎手が現れたとしても、最年長記録とダブル保持するためには35~36年かかる。来年以降、武豊自身がさらに最年長記録を更新する可能性も高く、2060年になっても新たな達成者は現れないかもしれない。
JRA通算4466勝も、年間150勝を30年続けてようやく届く数字。永久不滅のレコードを刻むべく、武豊は24年も第一線を駆け続ける。