川島信二が引退 JRA通算341勝「ホースマンとして次のスタートを切ることを決めました」

2024年2月9日 05:10

川島信二

 JRAは8日、JRA通算341勝をマークしている川島信二(41)が今月29日をもって引退すると発表した。25日の開催が最後の騎乗となり、来月1日付で栗東・庄野厩舎の調教助手になる。

 01年3月に栗東・安藤厩舎所属で騎手デビューし自厩舎のマイネルブラウに騎乗した03年小倉大賞典で重賞初制覇。同年、夏のクイーンSも同じく自厩舎のオースミハルカに騎乗し7番人気で逃げ切りVを収めた。負けはしたが04&05年エリザベス女王杯2年連続2着も人馬、息の合ったレースぶりが光った。今年は年明け以降、全て荒川師の管理馬で3勝。いいリズムで勝ち星を積み重ねていた。

 ▼川島 僕の中で時期が来て、ホースマンとして次のスタートを切ることを決めました。庄野先生の下でしっかり馬のことを学ばせてもらい、ホースマンとしてこれまでとは違うキャリアを積んでいきたいと思います。思い出の馬はたくさんいるんですけど、やはりオースミハルカが一番です。調教の段階から苦楽をともにした馬ですから。思い出のレースはマイネルブラウの小倉大賞典。考えていた通りの競馬で勝ち切ることができました。

 ◇川島 信二(かわしま・しんじ)1982年(昭57)11月24日生まれ、東京都出身の41歳。姓名判断で「地元から離れた方がいい」と言われたことから美浦ではなく栗東へ。01年3月、栗東・安藤厩舎所属で騎手デビュー。JRA通算6802戦341勝(うち重賞5勝)。趣味は映画観賞。1メートル60、50キロ。

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