【高松宮記念】ソーダズリング快速全開!持ったまま馬なり4F50秒9

2024年3月21日 05:28

武豊を背に坂路で追い切るソーダズリング(撮影・亀井直樹)

 スピード感あふれる動きが光った。「第54回高松宮記念」の追い切りが20日、東西トレセンで行われ、ソーダズリングは武豊を背に栗東坂路を駆け上がった。ゆったりした入りから馬なりでぐんぐん加速し、迫力満点の走り。先月17日の京都牝馬Sで重賞初制覇を飾った良血が万全の仕上げでスプリント初参戦へ。一気にG1獲りを狙う。同レースは21日に出走馬が確定、22日枠順が発表される。

 レジェンドを背に開門直後の坂路をスピード全開で駆け上がった。ソーダズリングは武豊騎乗で坂路単走。序盤から軽快な脚さばきでスイスイ駆け上がっていく。加速ラップを刻み、4F50秒9~1F11秒7を計時した。その様子を見守った音無師は「先週の追い切り(坂路4F51秒4)が速過ぎたので単走にしたが先週より速かった」と話したように、当初の予定より全体時計は速くなったが手綱は持ったまま全くの馬なり。無理はしていない。武豊は「時計は出たけど強くは追っていないし、相変わらず動きは良かった。フットワークが良く、乗り味がいい」と前向きな言葉を並べた。

 キャリア最短距離だった芝7Fの前走・京都牝馬Sは7枠15番から五分のスタートを切った。中団の外ですんなり折り合うと直線、馬場の真ん中から鋭く伸びる。重賞4勝ナムラクレアとの追い比べを首差で制し、初タイトルを奪取した。キャリア8戦のうち7戦で手綱を取る武豊は「初の千四でも、いい内容で結果を出した。競馬が上手で癖がない」と評価する。

 音無厩舎は06年オレハマッテルゼ、20年モズスーパーフレア(2位入線→繰り上がり)でこのレース2勝。前走後に検量室前で「高松宮記念に行きましょう」と鞍上の進言もあり、スプリント初参戦を即決した。武豊は「距離を短くして良さが出たし、マイル以下なら折り合いも気にならない。千二のスペシャリストが集まったが不安より楽しみが大きい」とスプリント適性に自信をのぞかせた。

 母ソーマジックは08年桜花賞3着。半姉マジックキャッスルは21年愛知杯覇者で、半兄ソーヴァリアントは21&22年チャレンジCを連覇した。ここ数年、絶対王者不在のスプリント路線。無限の可能性を秘める良血が一気に頂点へと上り詰める。

 【林助手「姉の分も」】ソーダズリングを手がける林助手は1歳上の半姉マジカルキュートも担当していた。21年夏に新馬4着。その後、屈腱炎が判明し、キャリア1戦で引退した。林助手は「背中が良くて先々、良くなる感じがしたし、引退は残念でした」と振り返った上で「姉の分も、やれるなら妹も担当したかったんです」と明かした。姉は昨春、ルーラーシップ産駒の初子を産んだ。この血統に対する思い入れは強い。妹は前走で重賞初制覇。「とりあえず重賞を勝てて良かった。(G1でも)豊さんがうまくエスコートしてくれると思うし楽しみ」と期待を寄せた。

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