【地方競馬コラム】出世レース制したグレアネオンライト 来春のヒロインとなれる器

2024年7月5日 04:30

2日のシャイニングスター賞を圧勝したグレアネオンライト 

 スパーキングレディーカップやルーキー加藤雄真の初勝利に沸いた今開催の川崎競馬。2日のシャイニングスター賞も強く印象に残った。

 過去の勝ち馬に南関重賞戦線で活躍するヒーローコールの名もある出世レース。今年はグレアネオンライト(牝2=張田、父マジェスティックウォリアー)が6馬身差の圧勝劇を披露した。

 道中は6頭立ての4、5番手。4コーナーで満を持してスパートを開始すると、別次元の末脚を繰り出して突き抜けた。

 これでデビュー2連勝。鞍上の張田は「特に言うことはない。どんな競馬をしても勝っていたと思うが、次につながる競馬をした。直線手前で外に出した時に物見をしたけど、スピードに乗ったら関係なかった。普段から調整しやすいし、馬が勝手に体を仕上げてくる」と賛辞のオンパレード。「この馬にはちょっと入れ込んでいるんだよね」とぞっこんだ。

 今後は1戦挟んでローレル賞(S2、11月12日、川崎1600メートル)制覇を目指す。母は関東オークス2着や報知グランプリカップを制したオメガインベガスで血統的な裏付けも十分。来春のヒロイン候補なのは間違いない。(大沢 太久)

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