【ローズS】セキトバイースト 2000mでも大丈夫!春から心身ともに成長、稽古もバッチリ

2024年9月11日 05:14

セキトバイースト

 トゥードジボンでサマーマイルシリーズ優勝を飾った四位ステーブル。この夏にひときわ、輝きを増した厩舎が今週、秋華賞トライアルへ送り出すのがセキトバイースト。桜花賞7着以来、秋への始動戦になる。

 久々の実戦で指揮官は「背はだいぶ大きくなった。体重も少しプラスで、精神面が穏やかになっている。春は使い詰めでピリッとしていたけど、今はゆったりと調教できている。春とは中身が全然違う。楽しみです」と期待を寄せている。ひと息入れたことで成長を促して、心身ともに厚みを増して帰ってきた。

 春先はマイルを中心に使われ、今回は初の中距離戦。「元々、桜花賞が終わってから休養させて、秋には長い距離を使ってみたかった。2000メートルもこなせると思う。持つようなら今後のレース選択の幅も出る」と距離延長は対応可能とジャッジした。

 4日には藤岡を背にCWコースで併せ馬。ラスト1F11秒1の好時計で、僚馬メイショウマジック(4歳1勝クラス)に2馬身半先着した。「先週ビッシリやって仕上がりは大丈夫」と自信を見せる。夏の栄冠を得て勢いに乗る厩舎が秋も存在感を示す。

 《配合的には距離OK》セキトバイーストの母ベアフットレディ(アイルランド産)は05年G1英2000ギニー(ニューマーケット芝1600メートル)を制したフットステップスインザサンドの産駒。現役時代は英G3ネルグウィンS(ニューマーケット芝1400メートル)、カナダG2カナディアンS(ウッドバイン芝1800メートル)と重賞を2勝した。父デクラレーションオブウォーは日本で供用されてから、ファルコンS覇者タマモブラックタイや札幌2歳S覇者セットアップ、ホープフルS2着&札幌記念2着トップナイフなど短中距離で重賞好走馬を出している。初の2000メートルでも、この配合なら距離の融通は利きそうだ。

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