【佐賀・第21回ロータスクラウン賞】29日発走 デッドフレイ銀メダルホルダー返上へ! 予想印を公開
2024年9月28日 12:00 佐賀競馬3歳三冠レースの大トリとなる四国・九州地区交流の「第21回ロータスクラウン賞」(距離1860メートル・1着賞金800万円)が29日5R(18時5分発走)、ナイター開催の佐賀競馬場で行われる。4月3歳三冠第1弾「佐賀皐月賞」、5月三冠第2弾「栄城賞」を制したウルトラノホシは不在。そのうえ距離が15回大会からの2000メートルから今年は1860メートルとなり、1300メートル戦や1400メートル戦の方で良績を残す面々にとってはプラス材料に。V争いは一層、熱を帯びそうだ。
◎⑤デッドフレイ 昨年10月にデビュー。前走まで8戦して2勝ながら全て4着以内と安定感は申し分ない。重賞初挑戦となった1月「佐賀若駒賞」はトゥールリー、フークファンタジーに次ぐ3着。4月「佐賀皐月賞」は10番人気の低評価ながらウルトラノホシから0秒3差の2着と善戦した。続く前走5月「栄城賞」もウルトラノホシにはおよばなかったものの、しまい脚をしっかり伸ばして2着に入った。自在性豊かで位置取りは問わないが、前走の様に中団前辺りでロスなく運んで最終コーナーで仕掛けるのが理想形か。銀メダルホルダー返上へ時は満ちている。
◯⑨グラインドアウト 昨年7月高知でデビュー。2勝を挙げ10月高知2歳「ネクストスター高知」で初めて重賞に挑むも10着に沈んだ。3歳になった今年、初戦に選んだのは1月佐賀3歳牝馬重賞の「花吹雪賞」。中盤まで前団でスムーズに運ぶと3コーナー手前に先頭へ。そこからは堂々の独り旅を演出し終わってみれば2着同郷のピクシースカイに8馬身差をつけて完勝。続く4月佐賀3歳牝馬重賞「ル・プランタン賞」も早めに先頭に立ち持ったまま1着でゴール。重賞2連覇を達成した。5月園田3歳牝馬重賞「のじぎく賞」4着を挟み、前走6月川崎の南関東3歳牝馬三冠重賞「関東オークスJpnⅡ」はJRA勢相手に3着に入り地力の高さを証明した。過去5回は佐賀、高知、佐賀、高知、佐賀所属馬が交互にVを奪取。今度は高知の番だとばかりに佐賀3歳重賞3Vを狙い撃つ。
▲⑧トゥールリー 昨年6月にデビューして9月2歳「九州ジュニアチャンピオン」で重賞初V。今年3歳初戦の1月3歳新設重賞「佐賀若駒賞」、続く2月3歳「飛燕賞」を制して重賞3Vを達成した。4月「佐賀皐月賞」と前走5月「栄城賞」は好位からVを狙い2番手で最終コーナーに入ったが、どちらもしまい伸びを欠いて4着。前走6月「佐賀ユースカップ」は1400メートル戦でオンリエドと先陣争いを演じた。そこでロスが生じたのかムーンオブザサマーに早めに捕まった。それでもしぶとく2着に残した点は評価できる。出脚は同世代上位で好位につけられるのは強み。あとはどう流れに乗るかが重賞4Vへ大きな鍵を握る。
☆⑫ラインフォルテ 昨年10月京都芝1800メートルでデビュー。芝3戦、ダート1800メートル戦を1戦して未勝利のまま今年4月佐賀に転入してきた。佐賀では前走9月今大会のステップレースにあたる準重賞「佐賀城賞」まで負けなしの6連勝。「佐賀城賞」は1800メートルだったが、全く危なげなく逃げ切っている。勢いはナンバーワンで前走のようにスムーズに前々で運べれば大仕事もある。
△⑪カシノルーカス 6月にデビューして前走まで23戦。通算4勝だが2連対率は約43%、3連対率は約61%と馬券への貢献度は高い。2、3歳重賞はこれまで8戦を数え最高位は昨年10月2歳「カペラ賞」の3着。三冠レースは「佐賀皐月賞」が7着、「栄城賞」は6着。掲示板には届かなかったが、これまで経験した佐賀2000メートルまでならしぶとさ満点。展開が向けば怖い。