【大井・ジャパンダートCまであと4日】10月2日20時5分発走・大井所属サントノーレ中央勢撃破だ!

2024年9月28日 12:00

サントノーレ

 今年新設された3歳ダート3冠競走の最終戦「第26回ジャパンダートクラシック」(JpnⅠ、1着賞金7000万円)は10月2日、大井競馬場で行われる。中央、地方の精鋭が3歳ダート王の座を争う一戦。JRAの強豪を迎え撃つ地方勢にスポットを当てる。

 【サントノーレ中央撃破】
 羽田盃、東京ダービーは共に中央勢の圧倒的な力を見せつけられた地方勢。だが、役者がそろった今回は違う。大井のサントノーレ(牡=荒山、父エピカリス)が地方勢のエースを担う。道営からの移籍2戦目となった京浜盃で中央馬相手に圧勝。羽田盃の有力候補に名乗りを上げた。残念ながら右前膝骨折により春を棒に振ったが、前走の戸塚記念で復帰。先を見据えた仕上げだったにもかかわらず、2着を1秒以上突き放して悠々とゴールを駆け抜けた。久々を使ったことで本番はさらに調子を上げてくるはず。京浜盃で7馬身差をつけたアンモシエラが羽田盃2着、東京ダービー3着で共に好走。同馬を物差しにすれば、能力も全く見劣りはしない。中央勢撃破のシーンは十分にあり得る。

 【シンメデージーの下克上】
 年々レベルが上がる高知から参戦するシンメデージー(牡=打越、父コパノリッキー)。デビューから無傷の5連勝を飾ると、園田に遠征して西日本クラシックを制覇。直後の東京ダービーでは地方馬最先着(4着)を果たし、全国にその名を知らしめた。夏場はじっくり英気を養って9月に金沢で行われた西日本3歳優駿で復帰。西日本6地区(愛知・笠松・兵庫・金沢・高知・佐賀)の有力馬が集まった一戦を大差(2秒2差)で制し、春からのさらなる成長をアピールした。地方を代表するトップジョッキー・吉原寛人に導かれ、強力中央勢にひと泡吹かせられるか注目だ。

 ほかにも全国から有力馬がスタンバイ。岩手のフジユージーン(牡=瀬戸、父ゴールデンバローズ)は無敗のまま地元のビッグレースを次々と制覇。中央馬に初めて土をつけられた不来方賞(4着)を糧に、もう一段階パワーアップした姿を見せられるか。

 ■ジャンダートクラシック
 昨年までは「ジャパンダートダービー」の名称で、7月上旬に南関東牡馬クラシックの最終冠として実施。3冠競走では唯一、中央交流のJpnⅠとして行われ、事実上の3歳ダート最強馬決定戦として親しまれた。今年から3歳ダート3冠競走路線が新たに整備され、1冠目の羽田盃、2冠目の東京ダービーが中央交流となり、それぞれJpnⅠに格付けされた。これに伴い施行時期を10月に変更。従来のJpnⅠは維持したまま名称が変更された。フルゲートは16頭でJRA馬の出走可能頭数は7頭。

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