【天皇賞・秋】シュタルケ日本G1初Vへ キングズパレスで挑む

2024年10月25日 05:23

アンドレアシュ・シュタルケ

  日本でG1初勝利に燃えるのがアンドレアシュ・シュタルケだ。デインドリームとコンビを組んだ11年凱旋門賞Vなど数え切れないビッグタイトルを手にしているドイツの名手。

 ただ、日本でのG1勝利がない。昨年、自身10度目の独リーディング獲得でJRA短期免許取得の条件を満たし、4年半ぶりに来日。ここまで5勝を挙げた。後はビッグタイトルを手にするだけ。シュタルケは「凄くレベルの高い日本にまた来ることができて凄くうれしい。自分の技術を見せたいと思っている」と腕をぶす。

 天皇賞・秋でコンビを組むのはキングズパレス。23日に最終追いでコンタクトを取り、好感触を得た。「乗りやすくて追い出してからも凄く良かった。馬はフレッシュでパワーを感じた。凄く仕上がっているし、この馬とG1に挑めるのがとても楽しみです」と前向きな言葉を並べた。

 今秋G1はスプリンターズS(エイシンスポッター9着)、菊花賞(ビザンチンドリーム5着)に騎乗した。東京では11年ジャパンCで凱旋門賞V直後のデインドリームとのコンビ、1番人気に推されて6着に終わった。あれから13年。今年50歳を迎え、円熟味を増してきた。あの時の悔しさも胸に抱いて、府中のターフに立つ。

 ◇アンドレアシュ・シュタルケ 1974年1月4日生まれ、ドイツ出身の50歳。11年凱旋門賞をドイツ出身騎手として初めて優勝。日本での初騎乗は97年11月の東京7R(オンワードアイガー6着)。4年半ぶりの来日となった今年は9月21日から騎乗して53戦5勝。JRA通算1035戦92勝。重賞4勝。1メートル70、54キロ。 

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