【園田競馬 兵庫ジュニアグランプリ】ハッピーマン重賞初V 「内やで」小牧の助言に坂井応えた
2024年11月21日 18:20 第26回兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)が園田競馬場で行われ、1番人気に支持された坂井瑠星騎乗のハッピーマン(牡2=寺島良)が直線で鋭く抜け出し、重賞初制覇を決めた。2着コパノヴィンセント、3着ヤマニンシュラでJRA勢が1~3着を独占した。
勝機は「内」にあり。坂井はインにこだわってハッピーマンをVに導いた。道中は7番手付近の内。4角でも内にこだわり、最後の直線で前を行くコパノヴィンセントをかわす時だけ1頭分、外に出して悠々と差し切った。
「小牧(太)先輩に“今日は内やで”と言われていた。小牧先輩に感謝したいです」。坂井はJRAから古巣へと戻った先輩のアドバイスを生かし切ったことを明かした。「手応えも良かったし進路さえ空けばという感じ。1周の1400メートルもこなせ、今後の幅が広がった内容でした」と収穫の大きさを強調した。
寺島良師も「いい瞬発力で差し切ってくれました」と笑顔を見せた。「馬の状態を見ながらですが全日本2歳優駿(12月11日、川崎1600メートル)も選択肢の一つになってくると思います」。ここ2年の優勝馬がデルマソトガケ、フォーエバーヤングというハイレベルな一戦へのチャレンジを思い描いた。