【佐賀・第3回フォーマルハウト賞】12月1日発走 ポリスヴィークル2度目の重賞Vへ! 予想印を公開

2024年11月30日 12:00

底力は十分にあり巻き返しに期待したいポリスヴィークル

 今年度の佐賀2歳重賞締めの一戦となる地方全国交流「第3回フォーマルハウト賞」(距離1400メートル・1着賞金700万円・2歳牝馬)が12月1日6R(18時5分発走)、ナイター開催の佐賀競馬場で行われる。第1回大会は兵庫のイケノシイチャン、第2回大会は大井のファーマティアーズが制し遠征陣に軍配が上がっている乙女決戦。今年は地元佐賀勢が主導権を掌握するとみた。

 ◎⑤ポリスヴィークル 7月デビュー戦は3番手で運んで直線に向くと徐々に加速して初勝利を飾った。続く8月1300メートルの「デネブ特別2歳」は逃げ切って連勝を飾った。重賞デビューの9月「九州ジュニアチャンピオン」は3番手で3コーナーを迎えたが、外からミトノドリームにかわされた。その後、懸命に追うも2着まで。そして10月1800メートル重賞「カペラ賞」は初の中距離ながら堂々押し切りに成功。重賞初Vを飾った。前走11月1400メートル重賞「ネクストスター佐賀」は道中失速し惨敗したが底力は十分にあり巻き返しに期待したい。

 ◯⑨アオイノユメ 6月デビュー戦は4着に終わったが、同月2戦目の1300メートル戦はしっかりと脚を溜めつつ道中を運び、最終コーナーを回ると外からスパート。グイッと伸びて初勝利をもぎ取った。続く7月1400メートル戦は逃げたメモリーメイラードに半馬身及ばず2着。そして9月「九州ジュニアチャンピオン」は中団後ろ辺りから運ぶも見せ場なく10着に終わった。それでも10月「カペラ賞」は上がり3ハロン最速をマークし勝ったポリスヴィークルに1馬身差の2着まで迫る好内容。続く前々走11月「ネクストスター佐賀」でも後方からきっちり追い込んで3着に入った。切れる末脚を武器に重賞初Vを狙う。

 ▲⑧ダイメイヒロイン 6月新馬戦を逃げ切り2戦目は9月「九州ジュニアチャンピオン」に出走。果敢にハナに立ったが、3コーナー過ぎてミトノドリームに捕まり、その後は粘ったが4着。同月1400メートルの「アンタレス特別2歳」は2番手から早めに抜け出して2着に5馬身差をつけて快勝した。続く前々走10月「カペラ賞」も2番手で運んだが、しまい伸びを欠き4着。そして前走11月「ネクストスター佐賀」は距離が1400メートルに戻り逃げ切りを図るが捕まって4着止まりだった。それでも出脚の良さに前々で粘り込む能力も兼備しておりペース次第で大仕事はあり得る。

 ☆④サガノオジョウサン 7月900メートルデビュー戦、続く8月「デネブ特別2歳」とポリスヴィークルの後塵を拝して2着。9月重賞初挑戦となった「九州ジュニアチャンピオン」はミトノドリーム、ポリスヴィークルに続く3着と善戦。9月1400メートル戦も勝ち馬から0秒3差の2着と勝ち切れなかったが、前走11月1400メートル戦で初勝利をマークした。追えばしっかり応える馬で安定感はある。展開がハマれば怖い。

 △⑪トサノマイヒメ 高知所属でデビューは8月高知800メートル戦。2戦目の1300メートル「グルス特別2歳」は完全に出遅れたが、立て直して初勝利をもぎ取った。続く1300メートル戦もスタートダッシュが乗らず3着。前々走10月1300メートル「愛媛県いしづち特別2歳」は前団で競馬を進め直線向くとスムーズに抜け出しに成功。そして前走11月の1300メートル戦は好スタートから堂々と押し切って連勝を果たした。初の遠征、初重賞が初の1400メートルとなる今回だが、ゲートを含めてレース毎に成長が窺えるうえ未知の魅力もあり軽視できない。

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