内田博幸 的場文男引退に「勝利への貪欲さ凄かった」

2025年2月15日 12:57

内田博幸

 地方競馬歴代最多7424勝を誇る「大井の帝王」こと的場文男(68)が引退を表明したことを受け、大井出身の内田博幸(54)が15日、東京競馬場で報道陣に対応。「ここまで頑張ったんだから新しい人生を楽しんでもらいたいです」とねぎらいの言葉を送った。

 的場の兄で佐賀のジョッキーだった信弘さんから紹介され、大井の松浦備厩舎の門を叩いた内田。「15歳の時。雲の上の存在の人でした。松浦先生と的場さんが兄弟弟子なので、そういう縁もあってたまにご飯に連れて行ってもらったこともあります」と当時を回想した。

 「長年大井のトップを張って、圧倒的存在でした。年齢からしてみれば遅すぎるかなという引退ですけど、大井の帝王として君臨して凄かったですよ。一番凄いのは勝利、勝つことに対する貪欲さ。諦めないというところが凄かったですね。60を過ぎても勝つんだという気持ちは見習いたいなと思います。(東京)ダービーを勝っていないかもしれないですけど、他の重賞をたくさん勝っていますから。あれだけ2着を持っているのも凄いと思います。実績とか、重賞の勝ち鞍とか、勝利度数とかを考えれば、ダービーとかそういうものを超えています」と思い出話は尽きないようだった。

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