東西で新人騎手7人デビュー!一番乗り和田陽 父と競演10着も前向き
2025年3月2日 04:10 今年のルーキーでデビュー一番乗りは阪神1Rの和田陽希(17=杉山晴)。父・竜二も出走して親子競演となった一戦は12番人気ビガーサンライズに騎乗、後方から早めにポジションを上げたが最後は伸び切れず10着に敗れた。和田陽は「思ったより周りが見えていたし、自分の思うような競馬ができました。これからペースについて行けるように、慣れていきたいです」と意気込みを語った。1日、東西でデビューした7人は未勝利だった。
《JRA初沖縄出身の上里同期“最先着”》初日の同期“最先着”は、JRA初の沖縄出身騎手である上里。初騎乗の中山1Rマオノギミックは8着だったが、続く2Rではハナナラツボミで、好位からしぶとく粘って4着。これが新人7騎手のデビュー初日の最高着順だった。上里は「緊張したが自分なりに落ち着いて乗れました。もう少しうまく乗れたかなというところもあったが、次回に生かして頑張りたい」と話した。日曜も中山で6鞍に騎乗する。
【デビューを果たした新人騎手たち】
▼遠藤 急きょの乗り替わり(中山2R佐藤から)での初騎乗だったが、まだ乗ったこともない自分に任せてくれた尾形師、馬主さん、関係者のみなさんに感謝したい。ふがいない騎乗をしてしまい、申し訳ない気持ちです。競馬の流れを早く覚えて勝利に導けるよう頑張りたい。
▼谷原 上位に来るチャンスのある馬だと思っていたが、レースでは自分のことでいっぱいになってしまい、周りが見えなくなってしまった。実戦は模擬レースと異なり馬の間隔もタイト。まずは自分の馬を真っすぐ走らせることを第一に、勝ち負けできるようになりたい。
▼田山 地元の阪神が初めてのレースということで凄く楽しみな気持ちで迎えることができました。事前に準備をしていたので、落ち着いてレースに乗ることができました。
▼舟山 ゲートを出てから模擬レースにはない多頭数の競馬に戸惑ってしまうところがあった。前に出したいという気持ちが焦りにつながった。中途半端になってしまい馬に申し訳ない。先生(田中博師)からも「周りを見ることができていない。まだまだ」と指摘されました。
▼森田 レース前は凄く緊張していましたが、馬にまたがると緊張も和らいで思っていたより冷静に乗ることができたと思います。現役馬はパワフルで力があり、そんな馬に乗れて楽しかったです。