【フィリーズレビュー 展望】2戦2勝ルージュラナキラのセンスが光る
2025年3月2日 19:20 8日、阪神競馬場では桜花賞のトライアル第2弾「第59回フィリーズレビュー」が行われる。上位3頭に桜花賞の優先出走権が与えられる。 19年以降、10番人気以下の伏兵が6頭も馬券絡みと荒れ模様。今年も虎視たんたんとG1出走を目指す顔ぶれが集まり、混戦ムードだ。
関東馬ルージュラナキラのポテンシャルが光る。デビュー2連勝は真逆の脚質で挙げた。初戦は逃げ切りV。前走のつわぶき賞は立ち遅れるながらも、後方から大外をブン回してまとめて差し切った。経験の浅い3歳牝馬にとって自在な脚質は大きな武器になる。
ショウナンザナドゥの前走クイーンC9着は東京に遠征して6キロ減の馬体重。本来の脚力を発揮できなかった。2走前の阪神JF4着からも能力は世代上位。地元で巻き返すか。デイリー杯2歳Sの覇者ランフォーヴァウは、レースセンスの高さを武器に躍進。千四の距離も未勝利戦で勝ち星がある。ドゥアムールは千二の距離で2勝。きょうだいにスプリント重賞を制したビアンフェやブランボヌールがいる。千四への距離延長がポイントになるが、前走で小倉のタフな馬場を逃げ切ったスピードは侮れない。