【チューリップ賞】武豊×ウォーターガーベラ 最後の兄弟弟子タッグ“惜しい”2着「あと一歩でした」

2025年3月3日 04:30

2着のウォーターガーベラ(右)と勝利したクリノメイ(撮影・亀井直樹) 

 河内師&武豊の兄弟弟子タッグで挑んだ最後の重賞。ウォーターガーベラはスタートで後手に回るも、名手に焦りはない。落ち着いたレース運び。道中は馬のリズムで進め、直線でインを突くと抜け出したクリノメイの内から鋭く伸びた。惜しくも鼻差及ばず2着。鞍上は「惜しかったですね。思い切って狙って競馬をした。最後もよく伸びていたけど、あと一歩でしたね」と悔しさをにじませる。

 このレースの直前、兄弟子・河内師は小倉11Rをアスクドゥポルテで勝利。これには武豊も「先に小倉で勝ってはったね」と笑みを浮かべた。好走したパートナーについては「いいレースはできたと思う。馬も力はありますね」と太鼓判を押す。兄弟子への花道を飾るにはあと一歩届かなかったが、ベストを尽くして馬の最大限の力を引き出した。桜花賞の優先出走権を得て、今度は大舞台で躍進する。

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2025年3月3日のニュース