【佐賀・第9回佐賀ヴィーナスカップ】20日発走 セブンカラーズ抜群の安定感! 予想印を公開
2025年4月19日 12:00 グランダム・ジャパン2025の地方全国交流競走「サガン鳥栖杯 第9回佐賀ヴィーナスカップ(ネロ賞)」(4歳以上牝馬/距離1750メートル/1着賞金700万円)が20日4R(18時5分発走)、ナイター開催の佐賀競馬場で行われる。昨年までの1400メートルから今年は1750メートルに距離が延長され、例年以上にタフな展開になりそう。21年ロカマドール(川崎)、22年ダノンレジーナ(浦和)、23年ジュランビル(大井)、24年アンティキティラ(高知)と遠征勢が4連覇中の当レース。今年はセブンカラーズ(牝5=愛知・川西厩舎)がグランダム・ジャパン2025古馬春シーズン上位進出を狙って意欲の参戦だ。
◎セブンカラーズ
前走の名古屋「若草賞土古記念」で重賞6勝目を挙げた。通算16戦13勝2着2回と抜群の安定感を誇り、22年7月のデビューから息の長い活躍を続けている。レース内容も楽に好位につけられる先行力があり、早め先頭からの押し切りを得意としている。小回りの佐賀コースは合いそうだ。2100メートルでの重賞勝ち歴もあり、この距離も問題ない。あえて死角を挙げるとすれば長距離移動が金沢(24年5月)までしかない点か。馬体重を含めた直前気配には注意を払いたい。
◯ミルニュイ
JRA2勝クラスから24年2月に南関東(大井)に移籍。近走は1着→11着→1着→12着と出入りの激しい着順が続いているが、型にハマった時は、素晴らしい末脚を見せる。前走の準重賞・船橋「ハートビートレイン」はハイペースの中、外併走の先行3番手と苦しい位置取りとなったので度外視でいいだろう。着通り乗り難しさがあるので主戦の本多正重が鞍上を務める点は買い材料。重賞初制覇の可能性は十分に感じさせる。
▲ミニョン
JRA、南関東(大井)を経て、23年4月に高知へと移籍。軌道に乗ったのが4歳以降という遅咲きで、昨年2月高知「レジーナディンヴェルノ賞」で重賞初制覇。続く佐賀ヴィーナスカップは1番人気で5着に敗れており、今年は昨年の雪辱を期す形になる。短距離戦もこなせるが、中距離がベストなので今年の距離延長はプラスに働きそう。最内枠に入ったので前走のように発馬で後手を踏むと苦しい。ある程度の位置を確保できれば巻き返せる。
☆アンティキティラ
門別を経て、21年11月から高知所属。3歳時から遠征経験豊富で、佐賀ヴィーナスカップは3年連続の参戦となる。昨年大会は不良馬場を味方につけて4角早め先頭から押し切った。今年は連覇が懸かる立場だが、スピードに勝るタイプで距離が1750メートルに伸びた点はプラスとは言えない。今年に入ってからの4戦も相手が強いとはいえ、すべて馬券圏外。力は認めても強気には推しづらい。
△アイタカ
熊本県生産の九州産馬。23年8月にJRAでデビューし、芝1200メートルで新馬戦を勝利して話題になった。昨年11月に佐賀・池田厩舎に転厩。移籍初戦でJBCデーに開催された「2024九州産グランプリ」で0秒1差の2着と力のあるところを見せた。420キロを切る小柄な牝馬だが、スピードはこのメンバー相手でも十分に通用する。地の利を生かして、上位争いに食い込みたい。