尾関師「幸せな仕事」 日本調教師会が美浦村に小中学生向け書籍寄贈

2025年4月25日 05:04

左から日本調教師会関東本部長・尾関師、中島栄村長、青木師

 日本調教師会は24日、小中学生向けに厩舎の仕事を紹介した書籍「馬のトレーナーという仕事」「馬のトレーナーのひみつ」各50冊をトレセンが所在する茨城県美浦村に寄贈した。同村役場で贈呈式が行われ、同会・関東本部長の尾関知人師から中島栄村長に目録が贈られた。書籍は若年層に向けて競馬の仕事の魅力を広く知ってもらい、将来の選択肢として検討するきっかけにしてほしいという思いから日本調教師会が制作に協力した。

 中島村長は「たくさんの子供たちに読んでもらいたい。本をきっかけにこの村から競馬業界に入ってほしい」と感謝。尾関師は「世界共通で言葉がいらない。馬と触れ合うことで心のつながりを感じることができる。幸せな仕事です」と魅力をアピール。本にインタビューが掲載された青木師は「平凡で単調な仕事ですが、積み重ねと繰り返しの先に失敗や成功がある。多くの喜びを味わえる。ダイナミックでやりがいのある職業です」とメッセージを送った。寄贈された本は地域の小中学校や美浦村中央公民館などに配置される。非売品だがウェブ上で公開(アドレス別掲)され無料で読むことができる。

 ◇馬のトレーナーのひみつ◇
https://kids.gakken.co.jp/himitsu/library218/

 ◇馬のトレーナーという仕事◇
https://kids.gakken.co.jp/himitsu/library-company006/

特集

2025年4月25日のニュース