岩田望来騎手が英国武者修行へ「ムーア騎手を尊敬」「同じところで乗りたい」昨夏フランスに続く渡欧
2025年6月10日 19:00 今年JRA49勝を挙げ、騎手リーディング4位の岩田望来(25)が今月下旬から英国で武者修行に励むことが10日、分かった。
22日の開催を終えてから渡英する予定で現地では名門ウィリアム・ハガス厩舎に身を置く。岩田望は「2カ月ぐらい行こうと思っています。以前からライアン・ムーア騎手を尊敬しているので、同じところで乗りたいと思いました」と明かした。
昨夏も英国遠征を予定していたが、ビザ等の問題で実現に至らず。それでも海外挑戦の思いを聞いたルメールの紹介でフランスに渡るとクリストファー・ヘッド厩舎、ジャンクロード・ルジェ厩舎で約2カ月、経験を積んだ。8月8日、現地で日本人トレーナーとして活躍する小林智師の管理馬メイショウボヌールで渡仏後、初勝利を飾っている。
2年連続の海外遠征となる。8月9日は英国のアスコットで開催される騎手招待レース「シャーガーカップ」に坂井瑠星(28=矢作)とともに選出されており、現時点では8月23、24日の開催までに帰国を予定している。
◇岩田 望来(いわた・みらい)2000年(平12)5月31日生まれ、兵庫県出身の25歳。父はJRA騎手の岩田康誠。19年3月に栗東・藤原英厩舎所属でデビューし、現在はフリー。同30日に阪神5R・ポップフランセでJRA初勝利、22年京都牝馬S(ロータスランド)で重賞初制覇、盛岡のJBCレディスクラシック(ヴァレーデラルナ)でJpn1初制覇、24年阪神JF(アルマヴェローチェ)でG1初制覇。JRA通算4953戦555勝、うち重賞16勝。1メートル61、52キロ。血液型B。