【東京新馬戦】モノポリオ 瞬発力秘める きょうだい全7頭3戦目までに勝利

2025年6月17日 05:29

土曜東京でデビューするモノポリオ

 開業2年目で桜花賞を制した森一厩舎が期待馬を送り出す。土曜の東京5R(芝1800メートル)にモノポリオがスタンバイ。ダービー馬クロワデュノールの全弟チャリングクロスなどが集う舞台で初陣を迎える。

 12日の1週前追いはWコースで抜群の動き。ワスカル(3歳未勝利)を2馬身先行すると直線内から迫った僚馬に負けじと鋭伸、5F65秒5~1F11秒5(強め)で併入した。師は「馬場が重かったがいい時計で、しまいの反応も良かった。順調に来られている」と納得の表情を浮かべた。

 きょうだい7頭全てが3走目までに勝ち上がり。半姉にショウナンザナドゥ(25年フィリーズレビュー)、ミアネーロ(24年フラワーC)など重賞馬が並ぶ。仕上がりの早い血統、きょうだいの多くは鋭い切れ味を秘める。師も「軽さがあって、バネのある走りを見せているし素質を感じる。瞬発力はあると思う」と期待を寄せる。「上はずっと牝馬で気性的に難しそうな馬が多く心配していたが、しっかりコントロールできている」と現状を伝えた。

 指揮官は初めて愛馬を見た時を「そんなにパッとしなくてギャップがあった」と言う。しかし「育成を始めてからガラッと変わって、やっぱり血統馬だなと。馬体に張りが出て、毛ヅヤも良くなった」と成長を実感。「芝の中距離くらいで来年の春を目指したい」と見通しも明るい。馬名の由来通り、タイトルを「総なめ」するポテンシャルは十分だ。

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