【川崎スパーキングスプリント】エンテレケイア 逃げ切って重賞4勝目 今年の目標はJBCスプリント

2025年6月17日 21:07

力強い逃げ切り勝ちを決めたエンテレケイア

 「第5回川崎スパーキングスプリント」が17日、川崎競馬場で行われた。1番人気のエンテレケイアが逃げ切り優勝、4個目の重賞タイトルをもぎとった。同馬には「第15回習志野きらっとスプリント」(S2、7月30日、船橋)への優先出走権が与えられた。

 単勝1.5倍。ファンの支持通りの強さだった。好スタートから吉原が手綱を押して押してハナを奪ったところが3コーナー手前。すぐさま外にいたティアラフォーカスが馬体を併せにきて2頭のマッチレース状態に。直線を向いたところでは鼻面を並べていたが、徐々にティアラの末脚が鈍る。互いに右ステッキの連打となったが、残り50メートルで勝負あり。最後は手綱を抑える形で1馬身半差をつけてゴールした。

 「返し馬から反応が良くてこれなら先手を奪えると思った。粘れる末脚を生かして勝ち切れてホッとしている」と吉原は安堵(あんど)の表情で振り返った。

 次走は権利を獲ったS2へ向かう。「今年の目標はあくまでJBC(スプリント、11月3日、船橋)のタイトル。そこへ向けてレースを選択していく」と小久保師。ビッグタイトル奪取へ、意欲を燃やしていた。

 ◇エンテレケイア 父アジアエクスプレス 母スターレット(母の父ブライアンズタイム) 牡7歳 浦和・小久保智厩舎 馬主・小田吉男氏 生産者・北海道浦河町の谷川牧場 戦績41戦10勝(南関東33戦9勝) 総獲得賞金1億4442万円。

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