【七夕賞】ダンテスヴュー 16年ぶり3度目の厩舎連覇へ!陣営「展開がかみ合えばチャンスはある」

2025年7月11日 05:23

ダンテスヴュー

 ダービー3勝の名門厩舎が今夏も福島の名物ハンデ戦に狙いを定めた。昨年レッドラディエンスでこのレースを制した友道師がダンテスヴューを起用する。

 今年初戦の前走福島民報杯7着後、ひと息入れて夏場に備えた。ちょうど3カ月、間隔が空いているが乗り込みは順調そのもの。来週の小倉記念に照準を合わせるメリオーレム(4歳オープン)と併せたCWコースの1週前追い(6F81秒6~1F11秒5で1馬身半遅れ)でいっぱいに追って負荷をかけ、今週水曜の最終追いは3頭併せ。外グランヴィノス(5歳3勝クラス)に半馬身遅れたものの6F87秒0~1F11秒1としまい重点で鋭く伸びて内メリオーレムに半馬身先着した。大江助手は「先週と比べて動きは良くなっていますよ」と、この1週間の上昇度をアピールする。

 母クロウキャニオンで半兄にカミノタサハラ(13年弥生賞V)、ヨーホーレイク(22年日経新春杯、24年鳴尾記念、25年京都記念V)など重賞ウイナーが名を連ねている。同じく半兄ボレアスは11年夏にレパードSを制し、ダンテスヴュー自身も23年夏の小倉(博多S勝ち)でオープン入りを決めたように暑い時季にいいイメージがある。昨年も同じく福島民報杯7着からのステップでこのレース12着に敗れたが今年はハンデが54キロと1キロ軽くなった。「いいポジションを取って、展開がかみ合えばチャンスはあると思います」と大江助手。鈴木清厩舎(77年ニッショウダイヤ、78年カミノハヤブサ)、加藤敬二厩舎(08&09年ミヤビランベリ)以来、16年ぶり3度目の厩舎連覇を目指す。

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2025年7月11日のニュース