【英G1インターナショナルS】日本馬ダノンデサイルは5位でゴール 海外G1連勝ならず

2025年8月20日 23:40

ダノンデサイル

 イギリスG1インターナショナルSが20日(日本時間同日深夜)、ヨーク競馬場(芝2050メートル、6頭立て)で行われた。

 日本から参戦した昨年のダービー馬ダノンデサイル(牡4=安田、エピファネイア)は道中2番手をキープしたが、直線に向いても反応が鈍いまま。ペースメーカー役の馬もかわせず5位での入線となった。前走ドバイシーマクラシックとの連勝はならなかった。勝ち馬はオンブズマン。2着はドラクロワ。離れた最低人気だったペースメーカー役のバーキャッスルが3着に粘ったことで、JRAによる馬券発売の3連単は16190円。6頭立てとしては高配当となった。

 ▽インターナショナルS 1972年に創設され、英ヨークの芝10F56ヤード(約2050メートル)で施行されるG1。第1回はのちに種牡馬としても成功し、現代の競馬にも影響を与えているロベルトが制し、無敗15連勝中のブリガディアジェラードは2着に敗れた。歴代勝ち馬に83年カーリアン、92年ロドリコデトリアーノ、2000年ジャイアンツコーズウェイ、03年ファルブラヴ、09年シーザスターズ、12年フランケル、22年バーイードなど数多くの名馬が名を連ねている。

 ▽ヨーク競馬場 英国の首都ロンドンから北に300キロほど行ったノースヨークシャー州ヨークにあり、競馬場の公式サイトによると1731年に初めてレースが開催された。1843年に創設された「イボアフェスティバル」は毎年8月に4日間にわたって行われるヨーク最大の開催。その初日にインターナショナルSが組まれている。コースは左回りの芝のみで1周3200メートル、直線は900メートルとたっぷり距離があり、見応え十分の追い比べが繰り広げられる。高低差2・4メートルほどで英国の競馬場にしては起伏が小さく、ほぼ平たん。枠順や脚質による有利不利は小さいが2050メートルに関してはスタート後、すぐに緩いカーブに差しかかるため前に行くなら内枠の方がいい。09年インターナショナルSを制したシーザスターズの勝ち時計2分5秒29がコースレコードとして刻まれていたが昨年このレースをシティオブトロイが2分4秒32で制し、記録を更新した。

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