【アルゼンチン共和国杯】ディマイザキッド 重賞初Vへ 清水英師「凄くいい 身のこなしからして違う」

2025年11月5日 05:26

ディマイザキッド

 重賞挑戦5度目のディマイザキッドに重賞初Vの期待が膨らむ。秋初戦の毎日王冠は道中後方からメンバー最速の上がり3F33秒2で鋭く伸びて4着。清水英師は「前走は距離が足りなかった。(岩田)望来も“もう少し距離が欲しい”と言っていた」と敗戦の中にも非凡な切れ。収穫を得た。

 素質は示してきた。昨年2月の共同通信杯(4着)は上がり3F32秒5の極限の切れで鋭伸。後のG1馬ジャスティンミラノ、ジャンタルマンタルに差なく続いた。昨秋から今年初めにかけ4戦3勝(2着1回)でオープン入り。指揮官は「東京でも中山でも3コーナーから自分で動いていける賢さがある。望来も(能力を)買ってくれて、乗りに来てくれるんだ」と騎乗6度目の鞍上に託す。

 昨秋から今年初めの快進撃は厳寒期だった。「掛かるような馬ではないし、(初の)2500メートルはいいと思う。涼しいのも合うみたい。今回は凄くいい。身のこなしからして違う」。4日朝の美浦は最低気温5度まで冷え込み、坂路をキャンター(4F67秒9)を駆け上がる姿も活気に満ちていた。父ディーマジェスティの産駒JRA重賞初V、この馬自身の初タイトルへ態勢は整っている。 

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2025年11月5日のニュース