【川崎競馬 Jpn1全日本2歳優駿】パイロマンサーが無傷V3 初物尽くしを克服し来春はドバイへ

2025年12月17日 21:21

ゴール前の接戦を制したパイロマンサー

 「第76回全日本2歳優駿」(Jpn1)が17日、川崎競馬場で行われた。2番人気のパイロマンサーが直線の叩き合いを制して重賞初制覇。デビューから無傷3連勝でビッグタイトルを手に入れた。
 京都1800メートルで2連勝して大舞台に駒を進めてきたパイロマンサー。4コーナーで先頭に立つと、直線でベストグリーン、タマモフリージアとの叩き合いを制した。無敗馬による接戦をものにして、2歳ダート王の称号を手に入れた。

 岩田望は「ナイターも左回りも初めてで、本当に戸惑っていた。その中でよく走ってくれて最後もしのいでくれた」とパートナーをねぎらった。

 吉村師も「道営の馬(ベストグリーン)が持ったまま並んできたので強いかなと思って見ていたが、何とかしのいでくれて勝負根性を出してくれた」と愛馬を称えた。

 次走については「オーナーとUAEダービー(26年3月28日、メイダン)に行きたいという話をしている」(吉村師)。一昨年の全日本2歳優駿を制し、世界へと飛躍したフォーエバーヤングに続けるか。砂の名門・ゴドルフィンから新たに誕生したスターの動向から目が離せない。(大沢 太久)

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