【中山金杯】アンゴラブラック 牡馬相手でも通用 舞台巧者ニシノエージェントにも勝機

2025年12月29日 05:30

アンゴラブラック

 今年大きく“出世”した牝馬アンゴラブラックが飛躍の一年へ、好スタートを切る。2月に1勝クラスを突破すると、春先に勝ち星を伸ばして3連勝で一気のオープン入り。休養を挟んで初重賞挑戦となった前走アイルランドTは先団インを器用に立ち回り、2着に食い込んだ。レースセンスが高く、展開に注文がつかないタイプ。牡馬相手でも通用する素質の持ち主だ。

 舞台巧者ニシノエージェントも勝機あり。今年、同舞台の京成杯で重賞初制覇。中山は【2・0・1・1】と相性の良さが光る。ダービー(16着)後に右第1指骨を剥離骨折。今回が半年ぶり実戦となるが11月30日に初時計を出し、Wコースで丹念に本数を重ねている。仕上がりは上々。得意舞台なら久々でも問題ない。メンバー随一の先行力を備えるケイアイセナは巴賞でレコード勝ち。この舞台がいかにも向きそう。小回りコースに良績があるグランディアも侮れない存在だ。

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