【フェアリーS】ピエドゥラパン 初コースも千葉師期待「いい競馬できれば春の牝馬クラシックも楽しみ」

2026年1月6日 05:30

フェアリーSで重賞初挑戦Vを狙うピエドゥラパン

 春の飛躍へ、落とせない一戦となる。注目の3歳馬を紹介する「Road to Classic」は、日曜重賞「第42回フェアリーS」に出走するピエドゥラパンをピックアップ。母が中山マイルの京成杯AHで連覇を達成したトロワゼトワルという良血が、初の中山で覚醒の予感だ。

 中山のマイル戦でこの血統を買わない手はない。フェアリーSに出走するピエドゥラパンはトロワゼトワルの娘。その母は中山芝1600メートルで行われた京成杯オータムハンデを19、20年に連覇している。19年に叩き出した1分30秒3は驚がくの“世界レコード”。非公式ながら世界で最も速く芝マイル戦を走り切った馬ということになる。千葉師は「お母さんがレコードであれだけ強い勝ち方をしている。中山は初めてになるけど、合わないことはないと思いますよ」と期待する。

 新馬戦(東京芝1600メートル)は勝ち馬からタイム差なしの2着に敗れたが、厩舎ではデビュー前からかなりの評価を得ていた。「体のうねりというんですかね?最初から全身を使った走りができていて、“これは”と思わせる素質があった」と同師。その見立て通り、2戦目は好位からメンバー中最速の上がり3F33秒8を繰り出す完勝。次戦Vの2着馬をあっさり2馬身半突き放した。師は「制御が利いて追われてからは鋭く反応できていた。今回も前走のような競馬が理想です」と語った。

 この中間はじっくり脚をため、直線ではじけるイメージの追い切りを続けている。4日のWコースも落ち着いた様子で道中をクリアし、直線はラスト1F11秒6と切れた(5F67秒7)。千葉師は「前進気勢を制御しつつ、最後でしまいを爆発させるイメージ。そういう競馬をクラスが上がってメンバーが強くなっても続けていけるようにしたい」と先を見据えた。

 母は17年アルテミスS(4着)、18年フェアリーS(5着)で惜しい競馬をしながら賞金を加算できず。牝馬クラシックには縁がなかった。それだけに娘にとってここは重要な一戦。千葉師は「ここでいい競馬ができれば春の牝馬クラシックでも楽しみが出てくる。まずは自分の力を出し切ってほしい」と力がこもる。母が世界一の走りを見せた舞台で、春への突破口を開く。

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