【フェアリーS】ブラックチャリス 1F延長不安なし 中山金杯V津村テン乗り期待
2026年1月8日 05:30 絶妙なサジ加減で負荷をかけた。牝馬クラシックにつながる「第42回フェアリーS」は7日、東西トレセンで出走予定馬が追い切り、既に重賞で好走実績があるブラックチャリスは栗東CWコース4Fから併せ馬で軽快なフットワーク。2カ月ほど間隔が空いたが動ける仕上がりだ。美浦の新星候補ノーザンタイタンはWコース併せ馬で手応え良し。年明けのスポニチ賞京都金杯で重賞初制覇を飾った半兄ブエナオンダに続く!
しまいシャープに駆け抜けた。ブラックチャリスは角馬場で体をほぐした後、武幸師が自ら騎乗してCWコースへ。4F標識手前からスムーズに折り合い、徐々にスピードに乗っていく。直線、内から並びかけたシンドリームシン(5歳1勝クラス)と馬体を併せてグイッとひと伸び。最後まで手綱を持ったまま4F54秒7~1F12秒0で半馬身先着。武幸師は「1カ月ほど乗り込んでいるので今朝はサラッと。放牧から帰厩後はゆっくりと距離を乗るイメージで進めてきた。ピリピリするところがあるけど以前と比べるとリラックスしている。そこはいい傾向だと思う」と昨秋以降の成長をアピールした。
昨夏、函館芝1200メートルの新馬戦を1分8秒2の2歳コースレコードで勝利。好位から3馬身突き抜けた。続く函館2歳Sは1番人気に支持され、道中2番手から上がり3F最速タイとなる34秒1をマーク。エイシンディードから2馬身差の2着に敗れたとはいえ改めて素材の良さを示した。前走ファンタジーSは道中4、5番手からの競馬で4着。力のあるメンバーに交じってコンマ1秒差に食い下がった。しかも落鉄する誤算があっただけに悲観する必要のない敗戦で「折り合いがついて内容は悪くなかった」と評価する。その前走は体が16キロ増えて452キロで出走。夏から秋にかけて大幅にパワーアップした印象だ。「体重は前走とさほど変わらない。ただ、長距離輸送と1泊競馬が初めてなので当日の体重が鍵」とポイントを挙げた。
かつて武幸厩舎に所属した母ゴールドチャリスは20年中京2歳Sのオープン勝ちを含む芝1200~1400メートルでJRA3勝。マイルでは2戦し、21年ニュージーランドT6着、NHKマイルCは16着だった。「お母さんは(気性面で)ピリッとして、気持ちが切れたら走らなくなる面があった。ただ、この子はそういうところがないからね」といい意味で母との違いを強調する。1F延長をクリアし、春の大舞台へ。4日の中山金杯で同じくテン乗りのカラマティアノスを勝利に導き、新年の好スタートを切った津村にお任せだ。
≪マイル対応可能≫ブラックチャリスは曽祖母がシルバーレーンで近親に活躍馬がズラリ。シルバーレーンが産んだブラックホーク(99年スプリンターズS、01年安田記念勝ち)、ピンクカメオ(07年NHKマイルC勝ち)はきょうだいそろってG1馬になり、シルバーレーンの孫ステイフーリッシュは18年京都新聞杯、22年レッドシーターフハンデキャップ(サウジアラビア)、ドバイゴールドCと芝中長距離で重賞を3勝した。この母系に父がキタサンブラックでマイルに対応可能な配合だ。
