【日経新春杯】ゲルチュタール 4度目重賞で初タイトル ハイレベルな4歳世代に新星

2026年1月19日 05:26

<京都11R・日経新春杯> ゴール前で鮮やかに差すゲルチュタール(手前)、奥はファミリータイム(撮影・平嶋 理子)

 京都競馬場で行われた「第73回日経新春杯」は1番人気ゲルチュタールが押し切って重賞初制覇を飾った。

 ハイレベルな4歳世代から新たな重賞ウイナーが誕生。道中2番手で進めた1番人気ゲルチュタールが残り300メートルで堂々と先頭へ。逃げたファミリータイムが内でしぶとく食い下がったが最後は地力でねじ伏せ、重賞初Vのゴールに飛び込んだ。坂井は「初めて乗った時から良くなるのは古馬になってから、と思っていました。非常に強い4歳世代でもトップレベルの馬。G2を勝てたので、この馬とG1を勝てたらうれしいです」と喜びを口にした。

 五分のスタートから促すと逃げ馬から離れた2番手を追走。鞍上は「そこまで瞬発力はないけど、長くいい脚を使える強みを生かすレースができれば、いい勝負になると思っていた」と振り返る。リズム重視で進め、3角の下り坂にさしかかったところで一気にスパート。持ち前の持続力を最大限に生かしたレース運びで押し切った。「思ったより2着馬がしぶとくて接戦になったけど、着差は首差でも勝ち切ってくれたのは良かったです。少しずつ良くなっているのを感じる」と相棒を称えた。

 1年前は中山の京成杯に遠征して重賞初挑戦するも10着。そこから少しずつ力をつけ、4度目の重賞で初タイトルをつかんだ。昨年61勝を挙げ、自身2度目のリーディングを獲得した杉山晴師は「古馬との重賞でどれぐらいやれるのかという中で、とりあえずホッとしました」と安堵(あんど)の表情。トップステーブルは26年も好スタートを飾り、JRAの重賞制覇は18年から9年連続となった。

 今後は未定ながら春の大舞台に向け、賞金加算に成功。昨秋の菊花賞で4着に健闘しており、距離適性の幅は広い。指揮官は「(坂井)瑠星との相性がいいし、年明け(の重賞)で勝てた。この先も、また頑張ってほしい」と期待を込める。昨年暮れの有馬記念を最後に引退したジャスティンパレスの後継として、厩舎の中長距離路線を引っ張っていく。

 ゲルチュタール 父ブリックスアンドモルタル、母キラービューティ(母の父ゼンノロブロイ)22年2月15日生まれ 牡4歳 栗東・杉山晴厩舎所属 馬主・サンデーレーシング 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績9戦5勝(重賞初勝利) 総獲得賞金1億5938万4000円 馬名の由来は独国ザクセン州にあるレンガでできた世界最大の鉄道橋。

特集

2026年1月19日のニュース