【高松宮記念】サトノレーヴ 圧巻の連覇 鬼脚見せた!!レースレコード1分6秒3
2026年3月30日 05:28 春のスプリント王者を決める「第56回高松宮記念」が29日、中京競馬場で行われ、1番人気サトノレーヴが中団から差し切り、同じ堀厩舎に所属した10&11年キンシャサノキセキ以来、史上2頭目の連覇を達成。初コンビを組んだクリストフ・ルメール(46)は当レース初制覇を飾った。管理する堀宣行師(58)は安田隆行元調教師の3勝を抜いて歴代最多の4勝目となった。
昨年以上のパフォーマンスで進化した姿を見せつけた。7歳になったサトノレーヴは馬群から直線一気の末脚。残り200メートルで先頭に並びかけると、グングン加速して2馬身突き放す完勝だった。勝ちタイム1分6秒3はレースレコードを0秒4更新。初コンビを組んだルメールは「本当に強かったですね。直線に向いて自分でハミを取り、手前を替えてから凄く加速した。彼の上で気持ち良かったね」と勝利をかみしめた。
逃げたインビンシブルパパが前半3F32秒5の超ハイペースで飛ばす中、道中は中団で脚を温存。直線は馬場の真ん中から鋭く伸び、ゴールへ飛び込んだ。上がり3Fは最速32秒4。「スタートが良かったので好きなポジションを取れた。速いペースになると思っていたので、ミドルポジションでも全然、気にしていなかった。直線は空いたところからよく伸びてくれたね」とパートナーを称えた。
鞍上はフェブラリーS(コスタノヴァ)に続くJRA・G1連勝。例年、ドバイワールドカップデーと日程が重なることが多く、高松宮記念は5回目の騎乗で初制覇となった。「乗りやすい馬。難しい仕事じゃなかった」と涼しい顔で振り返り、「高松宮記念は初めて。ちょっと時間はかかりましたけど、チャンスはそんなになかったですから、今日は強い馬で勝つことができました。本当にうれしい」と喜びを口にする。
JRA・G1は59勝目となり、24レース完全制覇まで残るは大阪杯と朝日杯FSの2レースとなった。「どのG1も勝ちたいけど、今回は大きなチャンスだった。来週(大阪杯に騎乗予定のレーベンスティール)も勝ちたいね」と前人未到の偉業達成へ闘志を燃やす。
高松宮記念連覇は同じ堀厩舎に在籍して10&11年に勝利したキンシャサノキセキ以来、史上2頭目の快挙。堀師は「去年はG1ホースの仲間入りを果たした喜びがあったが、今年は種牡馬入りを1年延ばした経緯もあったのでホッとしています」と安堵(あんど)の表情。次走には昨年のリベンジを期して香港チェアマンズスプリントプライズ(4月26日、シャティン)も視野に入る。「招待は届いて既に受諾をしています。(レースで)左後肢を落鉄していたので、馬の状態を見ながらオーナーと相談して決めたい」と明かした。
日本最強スプリンターとして再び海外へ。香港競馬新記録の18連勝を達成したカーインライジングとの再戦にも注目が集まる。ルメールが「マスタングGT(フォード)のようなパワーがある」とスポーツカーに例えれば、堀師は「元々、晩成型のタイプで使い出しも遅かった。順調に成長しています」と目を細める。世代交代に待ったをかけた充実一途の7歳馬が、まだまだスプリント界をリードしていく。
サトノレーヴ 父ロードカナロア 母チリエージェ(母の父サクラバクシンオー) 19年3月22日生まれ 牡7歳 美浦・堀厩舎所属 馬主・里見治氏 生産者・北海道日高町の白井牧場 戦績17戦9勝(重賞4勝目) 総獲得賞金7億3403万3000円(海外含む) 馬名の由来は冠名+夢(仏)。
《白井牧場・白井さゆり氏「感動しました」》生産した白井牧場はJRA・G14勝目。白井さゆり氏は「感動しました。牧場にとっても、こういう馬が出ると、やる気が出て、スタッフのモチベーションも上がると思いますし、本当にありがたいです」と喜んだ。既に繁殖を引退している25歳の母チリエージェは功労馬として馬生を過ごしており、サトノライトニング(牡3=田中克)が最後の産駒となる。
《馬主・里見治氏「自信を持って」》馬主の里見治氏はJRA・G17勝目となった。里見治氏は「毎回、堀先生(調教師)がしっかり仕上げてくれているので自信を持って見ていました。前の馬が、かなりいいペースで行っていたので、ドキドキしたけど、直線に入って抜け出したところで安心して見ていられました」と心境を伝えた上で、「今後は堀先生にお任せです」と語った。
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