石神深一 騎手引退で調教助手に オジュウチョウサンなど騎乗し、J・G1を騎手最多11勝
2026年4月9日 05:10 障害界の絶対王者として君臨したオジュウチョウサンの主戦を務めた石神深一(43、美浦・フリー)が今月いっぱいで現役を引退することが決まった。8日、JRAが石神深本人から騎手免許の取り消し申請があり、30日付で騎手免許を取り消すと発表した。引退後は美浦の柄崎将寿厩舎で調教助手になる予定。
01年3月デビュー。07年から障害戦に主戦場を移してから頭角を現した。王者オジュウチョウサンとのコンビでは中山グランドジャンプを5連覇(16~20年)するなどJ・G1を騎手最多11勝。その他にも現役騎手としては唯一の記録となる障害10重賞完全制覇や、障害重賞全場(7場)制覇など輝かしい成績を残した。
石神深は「(最近は)思ったような成績が出なくて、これじゃあな、と。燃えたぎるものが薄まってきたのを感じて、引退を決意した」と経緯を説明。長男・深道(20=美浦・和田正)が24年3月に騎手デビュー。次男・龍貴(りゅうき、17)さんが7日、JRA競馬学校騎手課程に入学したタイミングでの電撃引退表明となった。
4月いっぱいは騎手免許が有効で、18日の中山グランドジャンプではプラチナドリーム(牡7=菊川)に騎乗し同レース7勝目に挑む予定。同日には中山競馬場ウイナーズサークルで最終レース後に引退式が行われる。また、11~19日の競馬開催日に、同競馬場地下1階センターコートでパネル展示「石神深一騎手 メモリアル展示」が開催される。
◇石神 深一(いしがみ・しんいち)1982年(昭57)6月3日生まれ、茨城県出身の43歳。父・富士雄さんは元JRA騎手(92年引退)。01年3月デビュー。同31日の中山3Rライデンノハナで初勝利。競馬学校の同期に小坂、難波、蓑島、元騎手の柄崎師らがいる。07年から障害騎乗を増やし、13年新潟ジャンプS(アサティスボーイ)で重賞初制覇。オジュウチョウサンとのコンビでJ・G1を9勝した。JRA通算4096戦218勝、うち障害1390戦140勝、重賞は全て障害で26勝(8日現在)。1メートル59、46キロ。
