【宝塚記念】レガレイラ 馬なり11秒2で不安一蹴 昨年と同じローテも「中間が違う」
2026年6月11日 05:30 有馬記念以来となる実戦。それは11着に敗れた昨年と同じ臨戦過程だが、レガレイラの最終リハは不安を一蹴する圧巻の動きだった。実戦を想定した3頭併せの2番手で、終始リズムのいい走り。約2馬身追走したロスパレドネス(3歳1勝クラス)を射程に入れて直線を迎えると、四肢をパワフルに回転させて鋭伸。馬なりのままラスト1F11秒2(5F68秒5)をマークし、外ロスパレドネスに1馬身先着、内アルセナール(5歳オープン)と併入した。
愛馬の走りに木村師も思わず笑みがこぼれる。「折り合いの確認や、狭い中でもしっかり脚を使えるようなシチュエーションを組んだ。ゴールに向かって頑張ってくれればと思ってプランニングしたんですけど、普通にこなしてくれた。調教自体はうまくいっているなと思って見ていました」。
昨年は2番人気に支持されながら、まさかの大敗。前年の有馬記念V後に判明した骨折休養明けで、本来の力を示せなかった。「今年は中間のコンディションが違う。調教の中身というのも違いを感じている」。師の言葉通り、今年は意欲的な調教を消化。昨年とは異なり、今年は2週連続で3頭併せを行い、実戦感覚を研ぎ澄ました。入念に乗り込まれ、抜群の状態に仕上がった。
「彼女は5歳になり、僕の手元で調教を積み重ねている日々は終わりに近づいている。僕自身のキャリアの中で、こんな素晴らしい牝馬を管理することはないかもしれない。彼女に対する感謝の気持ちを持ちながら毎日を送っています」
牝馬による4年連続JRA・G1制覇となれば、グレード制導入の84年以降では08~11年ブエナビスタ以来4頭目の快挙となる。「期待の高い馬なので、その期待に沿うようなコンディションに持っていって、ファンの皆さんに喜んでもらいたい」と指揮官。円熟味を増した紅一点レガレイラが昨年のリベンジ、そして名牝への道をさらに一歩踏み込んでいく。

