【宝塚記念】ダノンデサイル復権へ 流す“余裕”で準備完了 時計は求めず集中力UP
2026年6月11日 05:28 復権に手がかかった。朝日を浴びて、24年ダービー馬ダノンデサイルの馬体が黄金色に輝く。安田師を背に放つオーラと威圧感。CWコースを馬なりで流した追い切りで、真っ先に感じさせたのは“余裕”だ。
近2走の最終追いは坂路で行っていたが、この日はコースを選択。その理由を指揮官は「先週の追い切りを終えてからの雰囲気から、もう少し人の支配下に置いた方がいいかなという感じがあったので、長い時間緊張感が持てるCWで」と説明する。単走、馬なりで刻んだ6F84秒6~1F11秒7に数字は求めていない。
ハードな3頭併せで仕上げられた1週前が実質的な最終追い。あれ以上望むものはない。「今朝は強い負荷をかける目的ではなく、その中でバランスの確認をして、競馬から逆算して馬の集中力が高まれば」と話す。この微妙なさじ加減こそ、指揮官が自ら手綱を取る安田厩舎の強み。3着に甘んじた大阪杯を「歯がゆい」と唇をかみ、「スカッとして、いい夏を迎えたい」と意気込む。上半期を締めくくる大一番。誰が最強かを見せつける。
