【府中牝馬S】ニシノティアモ 充実一途 重賞2勝目へ前進 上原佑師「舞台は間違いなく合っている」
2026年6月19日 05:30 熱闘が続いた春の東京開催のラストを飾る牝馬重賞「第74回府中牝馬S」の木曜追いが18日、行われた。美浦では有力馬2頭が時節柄の雨を吹き飛ばす好追い切りを披露。ヴィクトリアマイル6着のニシノティアモは単走で躍動感あふれる動き。得意の東京1800メートルで重賞2勝目へ前進だ。10カ月半ぶりの前走・東風Sで鉄砲Vを飾ったヴァルキリーバースは、楽々併入で上昇カーブを描いている。
まさに充実一途。ニシノティアモが未明から降り続く雨のカーテンを切り裂いた。角馬場で入念に乗り込んだ後、Wコースで単走の最終リハ。重くなったウッドチップも苦にせず、弾むような脚さばきで軽快なリズムを刻んだ。6F86秒7~1F12秒2。手綱を抑えたまま、最後は気持ちギアを上げて、ゴール前を駆け抜けた。
見守った上原佑師は「動きは良かったですね。ヴィクトリアマイル(6着)を使った後は在厩調整で状態は維持できています。先週、津村ジョッキーに乗ってもらって整っていますので、今日は馬場(重)も考慮してサラッとやりました」と穏やかに切り出した。
ちょうど1年前の6月、快進撃が始まった。約8カ月ぶりの1勝クラス(東京1800メートル=やや重)で2馬身半差Vを皮切りに破竹の4連勝。ラストの福島記念は2番手から楽に抜け出して重賞初Vを飾った。5歳を迎えた今年はさらなる高みへ。G1初挑戦になった前走は3歳1月以来の久々のマイル戦だったが、正攻法2番手から頑張った。
G3に戻り、さらなるタイトル上積みを狙う。1週前追いに騎乗した津村は「G1を使った後も落ちている感じはないです。いい動きをしていました」と順調さを感じ取っている。東京1800メートルは昨年快進撃が始まった思い出コース。指揮官は「1F延びて、舞台は間違いなく合っています。今日のような極端な道悪は経験したことがないので、できれば良馬場で…。やや重までなら」と祈った。不安定な週末の天気&馬場をクリアできれば、重賞2勝目は約束済み。コガネノソラ(56・5キロ)に続く2番目タイのハンデ56キロは能力が認められた証。今年上半期重賞5勝と大活躍の鞍上との強力タッグに注目だ。
