ジャンタルマンタルが電撃引退!種牡馬入り マイルG1・4勝で獲得賞金7億円超え 香港遠征がラストラン
2026年6月30日 12:30 23年朝日杯FS、24年NHKマイルC、25年安田記念、マイルCSと牡馬が出走可能な国内の芝マイルG1を史上初めて全て制したジャンタルマンタル(牡5=高野、父パレスマリス)の引退が決まった。今後は種牡馬入りし、社台スタリオンステーション(北海道安平町)でけい養される予定。
30日、高野師は「ジャンタルマンタル号にはおつかれさまでした、ありがとうございますとお伝えしたいです。オーナーの皆さま、社台ファームの皆さま、鮫島克駿騎手、川田(将雅)騎手、ジャンタルマンタル号に関わっていただいた全ての方々、そして担当の松井助手をはじめとする、厩舎スタッフ一同には深く感謝申し上げます」と輝かしい現役生活をねぎらい、熱い思いを打ち明けた。
今年初戦は3月28日のドバイターフを予定していたが中東情勢を考慮して見送り、香港遠征に切り替えた。4月26日の前走チャンピオンズマイルで13着。帰国後は検疫を挟み、宮城県の社台ファーム山元に放牧へ。馬体の回復を優先したが臀部(でんぶ)を中心に肉付きが戻り切っておらず、これから苦手とする暑さが本格化する点を考慮すると年内に出走態勢が整うかさえも見通しにくい状況となった。そこでクラブ、高野師、牧場関係者らが再三にわたって協議を重ねた結果、ここが引き際と判断された。
23年秋にデビューし、通算11戦6勝、うち重賞は23年デイリー杯2歳Sを合わせて5勝、獲得賞金は7億1249万8000円。次の世代に血をつなげるべく、新たなステージへ。高野師は「無事にスタッドインすることができてホッとしています。マイルでの圧倒的競走能力は、スピードの持続力が最大の源で、2歳王者になる早熟性から、3年連続でG1を勝ち抜く成長力も併せ持ち、必ずやいい子を出してくれると思います。この馬自身もダートも走ったんじゃないかという気がしていましたし、血統的には面白いと思います。バトンをしっかりと引き継いで、数年後の子供たちの活躍に期待したいですね」とエールを送った。
