【エルムS】ルクソールカフェ 復活V 岩田望「今後の飛躍につながる走り」

2026年8月9日 05:23

ぺリエール(右)とま追い比べを制したルクソールカフェ

 北海道シリーズ唯一のダート重賞「第31回エルムS」が8日、札幌競馬場で行われ、3番人気ルクソールカフェが力強く差し切った。25年武蔵野S以来となる重賞2勝目。昨年覇者のペリエールは2着に終わった。

 これが本来の姿だ。ルクソールカフェは3連敗中とは思えない自信にあふれた走り。小回り、内枠を不安視する声を一蹴した。岩田望は「3歳の時はもまれ弱かったり幼かったけど、だいぶ解消されていた。今後の飛躍につながる走りをしてくれました」と笑顔を見せた。

 課題のスタートを決めたが、行き脚がつかず後方2番手へ。自ら動いたのは向正面半ば。捲り気味の進出で先行勢との差を詰めた。4角では、ほぼ先頭。内で抵抗するペリエールを楽にかわす。スピードは落ちない。地力が際立った1馬身半差Vだった。鞍上は「手前を替えたらもうひと伸びできたと思う。右手前のままだけに、強さを見せてくれました」と振り返った。

 全兄は21、22年フェブラリーSを連覇したカフェファラオ。その兄も所有した西川光一オーナーは「小回りが苦手とか東京マイルが得意とか、兄弟だけどこれだけ得意、不得意が似ることもあるんですね」と苦笑い。次走は調教師と相談した上で決定されるが、候補には兄が22年に制したマイルCS南部杯(10月12日、盛岡)が入る。同オーナーは「サウジにはお兄さんより早く行きましたからね。手前を替えなくてもあれだけ走れるんだから。兄に追いつき、追い越せで頑張ってほしい」とエール。北の大地で見いだした復活の光明。照らすのは偉大な兄の背中だ。

 ルクソールカフェ 父アメリカンファラオ 母メアリーズフォリーズ(母の父モアザンレディ)22年2月26日生まれ 牡4歳 美浦・堀厩舎所属 馬主・西川光一氏 生産者・米国Orpendale/Chelston/Wynatt&Westerberg Ireland ULC 戦績13戦6勝(地方、海外含む) 総獲得賞金3億742万4900円 馬名の由来はエジプトの都市+冠名。
 

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