【札幌記念】横山琉 オニャンコポンで重賞初V狙う「乗り方次第」 年初の栗東滞在経て成長
2026年8月14日 05:30 サマー2000シリーズ第4戦のスーパーG2「第62回札幌記念」(16日)の出走馬が13日、確定した。当レース初参戦となる横山琉人(23=相沢)はオニャンコポンに騎乗。栗東滞在を経て成長した若手が、夏の大一番で重賞初制覇を狙う。
横山琉の転機は今年1月。初の栗東滞在を選択し、冬の小倉競馬にフル参戦。あえて厳しい環境に身を置き、自身の成長を促した。
顔を売りたい。その一心で、とにかく厩舎へ足を運んだ。調教師やスタッフと積極的にコミュニケーションを取り、調教を手伝った。「さまざまな厩舎の調教を近くで見て、勉強になった」。約1カ月半、「刺激的」な日々を過ごした。
栗東を離れてからも関西馬の依頼は減らず、関東馬を含めた全体の騎乗数が増加。今年は昨年より早い段階で乗鞍「350」を達成した。今年の勝利数は現段階で「22」。22年に減量を生かしてマークした自己最多34勝を超えるペースで白星を積み重ねている。「栗東滞在は自分にとって間違いなくプラスだった」。本人も好循環を実感している。
この夏は3年ぶりの北海道シリーズ参戦。函館で5勝を挙げ、いい波で迎える初の札幌記念に「夏のビッグレース。G2だけど毎回G1みたいなメンバーが集まる。この中にいられるというのは凄い楽しみ」と興奮を抑え切れない。
重賞挑戦は過去27度。最高着順はフィールシンパシーと臨んだ23年ターコイズS、24年福島牝馬Sの2着。初戴冠へコンビを組むのは、そのフィールシンパシーと同じ小島厩舎のオニャンコポンだ。
前走の七夕賞は15番人気の低評価を覆し3着。初タッグだった2走前の函館記念では12着に敗れているが「調教に乗った時からパワーがあって、背中のいい馬だと感じていた。乗り方次第で勝負になると思う」と色気十分。大きな経験を経てたくましくなった23歳の若武者が北の大地で奮い立つ。(函館取材班)
◇横山 琉人(よこやま・りゅうと)2003年(平15)1月8日生まれ、茨城県出身の23歳。父・義行氏は元騎手。21年3月に美浦・相沢厩舎所属でデビューし、同年4月10日の中山1R(ノアファンタジー)でJRA初勝利。JRA通算2454戦130勝。1メートル60、44.9キロ。血液型O。
≪前走奮闘で引退予定撤回 レースで落ち着き期待≫オニャンコポンは木曜朝、厩舎周りの運動で息を整えた。前走の七夕賞で15番人気ながら3着に奮闘し、引退予定を撤回して現役続行を決めた。小島師は「良くなったと思った前走はいい競馬をしてくれた。でもまだ興奮して走っているところがある。前々走は我慢する競馬をして前走はそれが生きた。能力はあるのでレースまでに落ち着けるように持っていきたい」と優しいまなざしを向けた。

