【キーンランドC】武豊 57歳進化止まらん!北海道シリーズ重賞完全制覇「長くやってるんでね」
2026年8月24日 05:30 札幌真夏の祭典はレジェンド騎手が独占した。サマースプリントシリーズ第5戦「第21回キーンランドC」は23日に行われ、5番人気サウンドモリアーナが2番手から押し切って重賞初勝利。スプリンターズS(9月27日、中山)の優先出走権を確保し、鞍上の武豊(57)は横山典弘(58)に続く北海道シリーズの重賞完全制覇を達成した。2日間の日程で開催された「2026ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)」は横山典が95、09年に続く3度目の優勝を決めた。「第46回新潟2歳S」は1番人気レッチュベルクが重賞初V。鞍上の田辺裕信(42)はJRA重賞通算50勝目を飾った。
レジェンドがまた大きな記録をつくった。武豊はサウンドモリアーナを重賞初Vに導き、北海道シリーズ(札幌、函館)の重賞完全制覇を達成した。「長くやっているんでね」と照れ笑いを浮かべながら「勝ててうれしい」とシンプルな言葉で勝利をかみしめた。
好スタートを切って2番手を確保。馬場の荒れていない外めを回って、パートナーの出力を極力抑えた。そのかいあって、4角の手応えは抜群。外々に進路を取って、残り50メートル付近で逃げた昨年のスプリンターズS勝ち馬ウインカーネリアンを悠々とかわす。差してきたもう一頭のG1馬パンジャタワーに1馬身1/4差つけてゴールへ飛び込んだ。
鞍上は当レース12度目の挑戦で初戴冠となった。「ある程度先行しようと。行く馬がいなければハナでも、と思っていた」とレース前のプランを明らかにした上で「外々に張りながらの走りだったが、その分直線で楽に外へ出せた。追い出した時にしっかりと反応して、これならいいなと感じていた」と回顧した。
サウンドモリアーナとのコンビは今回で8度目。新馬戦から騎乗している相棒との白星に喜びもひとしお。「一つ一つクラスが上がってクリアしてきた。それで、重賞を勝ったんだな、と思うとうれしい」。愛馬の成長に胸を熱くした。
今後について武英師は「スプリンターズSに行くことになるとは思うけど、馬の様子を見て決めたいと思う」とコメント。数々の名馬に乗ってきた武豊が「馬が良くなっている。さらに大きい舞台でも頑張ってほしい」と期待をかけた。15戦目で重賞初V、着実に階段を上ってきた4歳牝馬がさらに上の舞台を目指す。
◇サウンドモリアーナ 父ミッキーアイル 母サウンドリアーナ(母の父ケイムホーム)22年4月12日生まれ 牝4歳 栗東・武英厩舎所属 馬主・増田雄一氏 生産者・北海道日高町の本間牧場 戦績15戦6勝(重賞初勝利) 総獲得賞金1億2709万9000円 馬名の由来は冠名+スラヴ神話の風の女神。
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