【WASJ】58歳・横山典 最終戦勝つしかない状況から逆転V「一発を狙って、うまくいった」

2026年8月24日 05:30

<RWASJ表彰式>優勝した横山典弘(中央)と2位のザックロイド(中央右)、3位のダミアンレーン(中央左)(撮影・千葉 茂)

 熟練の手綱さばきがさえ渡った。第2戦をAランクのキャントウェイトで制し、初日2位で折り返した横山典が逆転優勝を決めた。第3戦を終えた時点で33点の4位。最終戦を勝つしかない状況でBランクのミリオンクラウンの持ち味を引き出した。「チャンスがありそうな馬だったので一発逆転を狙って、うまくいきました」と喜びをかみしめた。

 先団後ろから4角手前でゴーサインを送ると直線、左ステッキで鼓舞して、もうひと伸び。レーン騎乗マイネルフォルツァの追い上げを首差で振り切った。デビュー41年目で出場騎手最年長の58歳は「ここに出るだけでも大変なのに、この年でこの場に立てて優勝できるとは…。ユタカ(武豊)、辞められないね」と1歳下の後輩の名前を出して、場内を沸かせた。前身のワールドスーパージョッキーズシリーズ(WSJS)時代の95年、09年に続く3度目のV。歴代でも単独トップの優勝回数だ。

 WASJはもちろん、それ以外のレースでも存在感を示した。8Rではダノンプレサージュで逃げの手に出て、後続を幻惑するラップを刻んで勝利に導いた。「あれはただ暴走しただけ」と笑いを誘い「僕自身は今週、久しぶりに4つも勝てて本当にいい週になりました。長くやるもんですね」とうなずいた。サウンドモリアーナでキーンランドCを制した武豊とともにベテランが大活躍。「まだまだいいレースを見せたいですね」と意気込みを口にし、札幌の祭典を締めくくった。

 ▼2位・ロイド 素晴らしい騎手の皆さんと戦って、初めての舞台で表彰台に上がることができて非常にうれしい。また日本に戻ってきて皆さんにお目にかかりたいと思っています。

 ▼3位・レーン 素晴らしい騎手の皆さんと戦わなければならずポイントも接戦だったが、その中で皆さんといいレースができたことをとてもうれしく思う。

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