【札幌2歳S】ショウナンガレオン 圧倒的人気に応え6馬身差V 鮫島駿「自信に満ちあふれていた」

2026年9月6日 05:25

<札幌2歳S>後続を突き放して圧勝したショウナンガレオン(左端)(撮影・千葉 茂)

 夏の北海道シリーズを締めくくるG3「第61回札幌2歳S」が5日、札幌競馬場で行われ、断然1番人気に支持されたショウナンガレオンが好位から楽々と6馬身抜け出して重賞初制覇を飾った。新種牡馬フライトライン産駒はJRA重賞初勝利、馬主の国本哲秀氏は昨年のショウナンガルフに続く連覇となった。また、秋の中山開幕週のハンデG3「第71回京成杯AH」は10番人気の伏兵ピコローズが差し切って重賞初挑戦で優勝を飾った。なお、サマーマイルシリーズの優勝馬は、しらさぎSを制すなど合計12ポイントを獲得したエルトンバローズ(牡6=杉山晴)に決まった。

 来年のクラシックが、はっきり視界に入るパフォーマンスだった。単勝1・1倍の支持が示す通り、レース前から勝利を確実視されたショウナンガレオン。陣営のプレッシャーは相当なものだった。レース後、報道陣に囲まれた加藤士師は「勝つとは思っていたけど、勝ってくれてホッとしました」と笑みがはじけた。

 全く危なげなかった。2番枠からスタートを決め、外のコスモハナミズキを行かせて1、2角で2番手を確保。鮫島駿はその時点で「負けないんじゃないかな」と早くも勝利を確信していた。4角では余裕があり過ぎて少し物見したものの、直線で追い出されると楽々と抜け出して6馬身差のワンサイドV。「自分が自信なく乗るのは馬に失礼と思って乗ったし、馬も自信に満ちあふれていた」と胸を張った。今後に向けて「スターになれる存在とデビュー戦の後から言っていたけど、将来が楽しみ。大きなところを獲れる器」と最大限の賛辞を並べた。

 所有する国本哲秀オーナーにとっては、昨年のショウナンガルフに続く連覇。「1・1倍なんて変な意味の緊張感がありましたけど、これが楽しいんです」と喜びを爆発させた。それでも「去年もガルフが勝ったけど、その後に体調を崩してしまった。生き物ですから気遣ってあげないと次のステップは踏めないですからね」と、優しい目で愛馬が順調に進むことを願った。

 緊張の一戦で結果を出した加藤士師は「これで(賞金的に)来年まで大きいところに乗っていける。まずは(ノーザンファーム)空港に放牧に出し、状態を見ながら相談する」と方針を説明。全て圧勝で6戦無敗の父フライトラインをほうふつさせる走りを北の大地で見せたショウナンガレオンが、次にどのレースを選択するのか。動向から目が離せない。

 ◆ショウナンガレオン 父フライトライン 母タングリトナ(母の父フルマスト)24年2月13日生まれ 牡2歳 美浦・加藤士厩舎所属 馬主・国本哲秀氏 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績2戦2勝(重賞初勝利) 総獲得賞金4213万6000円 馬名の由来は冠名+ガレオン船(帆船の一種)。

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