【セントライト記念】アウダーシア 3頭併せ11秒7余裕の併入 津村&手塚久師も成長実感
2026年9月10日 05:30 3歳牡牝3冠最終戦を目指した譲れぬ戦いが幕を開ける。菊花賞トライアル「第80回セントライト記念」の最終追い切りが9日、東西トレセンで行われた。美浦ではスプリングS勝ち馬アウダーシアがシャープな脚さばきを披露。夏を越えて落ち着きが増した実績馬が重賞2勝目を視界に捉えた。秋華賞トライアル「第44回ローズS」は、3戦無敗の上がり馬モンローウォークが坂路で出色の脚。重賞初挑戦Vへ照準を定めた。
春よりも“大人”になったアウダーシアが上々の仕上がりをアピールした。姿を現したのは開門直後の午前5時過ぎ。Wコースで実戦さながらの3頭併せを消化した。道中は落ち着いた雰囲気で最後方を追走。雨で湿ったウッドチップを力強く蹴り上げながら、直線は最内に潜り込んだ。スムーズな加速で外ピエスユニーク(3歳1勝クラス)、中コスモナエマ(3歳1勝クラス)ときっちり併入。5F68秒1~1F11秒7を馬なりでマークした。
見守った手塚久師が切り出す。「この子なりに良くなっている。休み明けの感じは抜けないけど、あまり調教で良さを見せる感じではないのでやれていることがいい」。その言葉通り、中間は坂路とコースで入念な乗り込み。2週続けて追い切りにまたがった津村も「先週いっぱいにやっている(Wコース6F81秒7~1F11秒6)ので、今日は直線で併せるという指示だった。指示通り、いい追い切り。緩さは多少残っているけど、動き自体は先週より良くなってきた。これくらい動ければ十分」と上昇を実感していた。
ダービー11着以来、3カ月半ぶりの実戦。ひと夏を越え、メンタル面に充実ムードが漂っている。2戦ぶりタッグの津村は「春よりも気性面が凄く大人になってきた。以前よりも折り合いがつくようになっている」と証言。相棒はキャリア全5戦で上がり3F3位以内をマーク。ここでもメンバー屈指の末脚を兼ね備える。直近の重賞2戦は後方から脚を伸ばす形。スタートが大きな鍵を握るが、師は「ゲートも落ち着いてきた」と自信をのぞかせた。
巻き返しを期す、秋の始動戦。舞台はスプリングSを制した思い出の中山だ。「中山の2200メートルは合っている。メンバーは強いけど、この馬も重賞馬なので。“よーいドン”の展開になればいいかな」と指揮官。G1舞台での飛躍を見据え、最高の形で弾みをつける。
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