カーリン芝で敗戦の衝撃…凱旋門賞の行方は
2008年7月16日 06:00 【合田直弘の海外ターフ事情】世界が注目したカーリンの芝初戦は2着だった。昨年の全米年度代表馬で、今年3月のドバイワールドC優勝馬カーリンが、デビュー以来初めて芝のレースに挑戦した、12日にベルモントパークで行われたG1マンノウォーS。スタートで出負けしたカーリンは直線でよく追い込んだものの、英国から遠征した一昨年のBCターフ勝ち馬レッドロックスを2馬身とらえ切れず、昨年夏のハスケル招待H以来ほぼ1年ぶりとなる敗戦を喫した。
初めての芝だったにしては悪くない競馬をしたものの、ダートで見せる圧倒的な強さを発揮することができなかったカーリンに、レース後の関係者は複雑な表情を隠さなかった。目標としている凱旋門賞遠征について、1週間以内に結論を出したいと語ったスティーヴ・アスムッセン師。予定通りヨーロッパに渡った場合、凱旋門賞前のひと叩きとして、本番と同じロンシャンで行われるG2フォワ賞ではなく、左回りで米国の競馬場と形状の近いアイルランドのレパーズタウン競馬場で行われる10FのG1愛チャンピオンSに使う可能性を示唆した。
一方、2度目のBCターフ制覇を目指すレッドロックス陣営も、このまま米国に残って競馬をするかどうか、転厩の可能性も含めて、1週間以内に決めたいとしている。(競馬評論家)