的中者が賞金抽選 中国の武漢で競馬開催

2008年11月29日 22:40

 29日付の中国夕刊紙、法制晩報によると、中国湖北省武漢市で同日、競馬が試験的に開催され、約6000人が観戦した。
 中国では、広東省広州や北京などで競馬が開催されていたが、1990年代後半以降、経営不振などで相次いで中止に追い込まれていた。
 同紙によると、武漢で4レース行われた競馬は、馬券を買って的中した人が配当金を受け取る方式ではなく、勝ち馬を当てた人を対象に抽選を行い、賞金などを授与する方式。最高賞金は3万元(約42万円)だったという。
 中国各紙は「馬券導入に道を開くのではないか」と報じているが、主催者側は「(馬券は)研究段階」としている。
 北京のある競馬場では、配当金を支払う競馬が行われていたが、2005年に「賭博の疑いがある」として公安当局に中止させられたという。(共同)

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