菅原勲 目指せ5度目の地方騎手“世界一”

2008年12月5日 08:28

 【池田裕文の公営です】国内女性騎手交流戦・LJSは3日に別府(高知)の初優勝で終幕。「優勝して岩手競馬をアピールしたい」と話していた皆川は2年連続の総合3位だったが、第1ラウンド最下位から徐々に巻き返す健闘をみせた。そして6日と7日、今度は岩手の菅原勲騎手(45=水沢・佐藤晴厩舎)が阪神ワールドスーパージョッキーズシリーズ(WSJS)で“世界一”を目指す。厳冬期は開催がない岩手を主戦場に公営通算3694勝。有馬澄男騎手(51=兵庫、4日現在3956勝)とともに、南関東所属騎手以外は到達していない通算4000勝を視野に入れる言わずと知れた名手だ。
 「各国の一流騎手がそろうレースだけにとても楽しみ。それに中央の代表は、ほとんど元地方所属の騎手(安藤勝、内田、岩田、小牧)。彼らと一緒に騎乗するのも楽しみですね」と菅原勲。と同時に今回は「何とか結果を出したい」と話す。02年の初出場では無念の9位。そのリベンジもあるが、厳しい状況にある岩手競馬を盛り上げたいとの思いも強い。94年石崎隆(船橋)、97年川原(当時笠松)、01年鮫島(佐賀)、05年岩田(当時兵庫)に続く5度目の地方騎手制覇を期待せずにはいられない。

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2008年12月5日のニュース