【東京5R新馬戦】“秋の珍事”も勝ったフェイトフルウォー

2010年10月11日 06:00

<東京5R新馬戦>馬場入場時に田中勝春騎手が振り落とされフェイトフルウォーの手綱を持つ

 東京5Rで春ならぬ“秋の珍事”に場内が沸いた。芝1800メートルで行われた2歳新馬戦。馬場入場の際にフェイトフルウォー(牡=伊藤伸、父ステイゴールド)が他馬の動きに驚き、田中勝を振り落として放馬。1角付近まで走り、スタンド前を何度か往復した後につかまえられた。
 その後馬体検査が行われたが異常なしと判断され、そのままゲートイン。好発を決めてハナを奪うと、3角手前で1度先頭を譲ったが、直線では鋭い末脚を繰り出してインから差し切りV。ファンから大きな拍手が送られた。「どうなることかと思ったが、いい返し馬になったみたい。思った以上の脚を使ってくれた」と田中勝。伊藤伸師は「少しうるさい馬で厩舎ではおとなしかったが、本番でやってしまったね」と苦笑いも「フットワークがよく、いい内容だった。まだまだ良くなる」と評価した。

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2010年10月11日のニュース