【阪神新馬戦】ラウンドワールド「走ってもらわんと」
2012年6月1日 06:00 今週から東京、阪神で2歳新馬戦がスタート。幕開けとなる土曜阪神5Rにはディープインパクト産駒のラウンドワールド(牡=松田博)がスタンバイ。半兄に重賞2勝(06年きさらぎ賞、神戸新聞杯)を挙げたドリームパスポートがいる良血で、松田博師も素質を高く評価している。
「走ってもらわんと困る馬だよな」。数々の名馬を育てた名調教師は、この一言に期待を詰め込んだ。兄姉6頭中5頭が同厩舎に所属。ドリームパスポートを筆頭に堅実な成績を残しているが、指揮官は「きょうだいの中でバランスが一番いい。当歳の時から良かった」と言い切る。
攻めの動きも上々だ。最終追い切りはCWコースでいっぱいに追われ、6F90秒3~12秒4。手先の軽さは父譲りで直線の脚も目を引いた。「これだけ走れば上等。ゲートは遅いが、ウチの新馬はみんな遅いからな。とにかく順調に来ているのが何より」
もちろん初戦から力を出せる仕上がり。インパクト十分の走りで、同世代のライバル達を一歩リードしたい。