【菊花賞】主役不在の混戦…リアファル陣営に楽観視なし

2015年10月21日 05:30

 【G1ドキュメント=20日】主役なき菊花賞。神戸新聞杯を2馬身差で快勝したリアファル陣営でさえ楽観視してはいない。「オウケンブルースリの年(08年)は神戸新聞杯の1、2着馬がやめて1番人気に。僕は今回の方が相手は強いと思う」。音無師は7年前を振り返り、かぶとの緒をギュッと締め直した。

 目に見えない“敵”に皆がおびえている。オサムはそう感じた。怖いのは気配を隠している馬。例えばマサハヤドリーム。前走、小倉の玄海特別でようやく3勝目を挙げたが、レース名にピンと来た。そう、昨年の菊花賞馬トーホウジャッカルがここをステップに神戸新聞杯で3着。そして菊花賞で大輪の花を咲かせた。火曜朝、鞍上の和田を直撃した。

 「玄海特別は内にモタれる感じもなかったし、折り合いもついてしっかり走ってくれた。今回は3000メートルの距離がどうか。折り合い次第。位置を取りに行くと掛かってしまうし」

 そう言いながらも競馬週刊誌の出走メンバーを見渡し「3000メートルが合うという馬もいないから」と意味深な笑みを浮かべた。この朝も愛馬の調教に騎乗し感触を確かめた和田。「使って状態は良くなっている。コントロールも利くようになってる。うまく折り合えれば、ひと脚は使うから」。淀の3000メートル。全馬未知の領域に踏み込むが、父メイショウサムソン、伯父にチチカステナンゴがいる血統から、あっさり克服してしまう背景はある。

特集

2015年10月21日のニュース