2025年10月19日 京都11R 第30回秋華賞
3歳OP 指定 国際 牝馬 馬齢 芝・2000m
牝馬3冠最終戦
<2024年・秋華賞>レースを制したチェルヴィニア(撮影・中辻 颯太)
牝馬3冠最終戦「第30回秋華賞」は19日、京都競馬場でゲートイン。オークス馬カムニャックが2冠を手中に収める。前哨戦ローズSは3Fの距離短縮がひとつの課題だったが難なく対応、貫禄の差し切りを決めた。しかも道中強烈な不利を受けてのもの。タフな精神力も証明した。名門・友道厩舎ゆえ、本番を見据えた仕上げの中での勝利は間違いなく、ひと叩きの上積み、良化は計算済み。1Fの距離延長もプラスで不安は皆無だ。
最大のライバルは桜花賞馬エンブロイダリー。オークス(9着)では苦汁をなめたが、3連勝で制した桜花賞が文句なしの強さ。父アドマイヤマーズでもマイラーと決めつけるのは早計。スピードが存分に生かせる京都の内回り2000メートルなら見直せる。オークスからの直行ローテは過去7年で6勝と相性がいい。ラスト1冠で反撃に燃える。
トライアルで存在感を発揮したのがケリフレッドアスク。紫苑Sは展開にも恵まれたが、前半3Fを34秒7で飛ばし、上がり3Fも34秒0で押し切った。先行力がフルに生かせる京都内回りは格好の舞台。ローズS組の2着テレサ、3着セナスタイルも力をつけており侮れない。前者は控える競馬でレース内容に進境。後者は浅いキャリアが不気味で魅力的、母がオークス馬ヌーヴォレコルトの血統も後押しする。他には紫苑Sで2着したジョスラン、中京記念をステップにした異例のローテで挑むマピュースなどがレースを盛り上げる。
過去10年で傾向を探る。
☆ステップ 6勝&2着1回のオークス直行組、3勝&2着4回の紫苑S組が中心。ローズS組は最多56頭が出走しながら1勝のみと物足りない。
☆前走着順 1着が【6・3・5・39】、2着が【3・0・2・18】で前走好走馬を素直に信頼していい。前走6着以下からの連対はない。
☆生産牧場 ノーザンファーム生産馬が【9・4・3・47】と圧倒的な強さ。21年から4連勝中、昨年はワンツースリー独占だった。一方、社台ファームは27頭出走して勝ち星がない。
結論 ◎ダノンフェアレディ ○ジョスラン ▲ケリフレッドアスク
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