ココロノトウダイ チャンスはある
2020年3月21日 16:16今週は3日間合わせて14鞍に騎乗します。
オーラソラーレ(金曜1R)は新馬戦で乗らせていただきましたが、いいイメージを持っています。休み明けがどうかですけど、力はある馬なので楽しみにしています。
ブラックヘイロー(金曜9R)は昇級だった前走もいい競馬をしていましたからね。2勝クラスなら力は上だと思いますし、この馬も楽しみにしています。
ミアマンテ(金曜11R)はテン乗りになりますが、レース映像を見て、前半はゆっくりですけど追ってからいい脚を使えそうな感じですね。いいチャンスを頂きましたし、結果を出したいと思っています。
ツキサエル(土曜5R)はまだ弱いところがあるなかでも前走頑張っていたように、素質はあります。良くなっていればもっとやれていい馬ですが、ただ今回1800メートルは若干長いかもしれないので、距離が鍵になりそうです。
グレイトホーン(土曜9R)の前走は追い切り本数が足りず急仕上げ。中間乗っていませんが、叩いて良くなっていればもっとやれていいと思います。だた、ゲートが良くないので、スタートはポイントになりますね。
ジーナスイート(土曜12R)はマイルは合っていますし、近走もいい脚を使っていますからね。あとは相手次第ですけど、そろそろ決めたいと思っています。
ヴァンデリオン(日曜2R)は休み明けになりますが、仕上がっていますよ。前走もいいスピードを見せてくれましたし、一発狙って頑張りたいですね。
ココロノトウダイ(日曜11R)の前走は追い切りの段階から少し重い感じがありましたし、やはり休み明けが響いた感じ。中間乗っていますが、叩いて型通り良くなっていますし、現状では右回りも合っていますからね。強い馬はいますが、この馬もチャンスはあると思っていますし、頑張りたいと思います。
今週も応援をよろしくお願いします。
◎山崎の見解
金曜日
1Rオーラソラーレ ☆☆☆
ここまで2戦して2、3着と今の未勝利なら実績上位。骨折明けになるが、最終追い切りでは上々の時計をマーク。1200メートルでも対応できるスピードもあり、上位争いは十分可能。好仕上がりでダート替りも魅力のエストロ、前走ダートで変わり身を見せたレジイナアン、堅実なトリッチトラッチが強敵か。
6Rシアンフィデール ☆☆
前走は11着だったが、ダートが合わず参考外。去勢効果か、以前よりも調教の動きが良くなり、芝に戻って変わる可能性も。前走はスムーズさを欠いたシャドウワルツ、渋太さがあるベリンダアン、堅実なエルバルーチェが上位候補か。
9Rブラックヘイロー ☆☆☆☆
前走は昇級初戦だったが、好位から渋太く脚を使い3着と好走。まだキャリアが浅く伸びしろ十分。仕上がりも良く、クラス2戦目で好勝負必至。末脚堅実なセイヴァリアントとレトロフィット、前走距離延長で変わり身を見せたハイアーグラウンドが強敵か。
11Rミアマンテ ☆☆☆☆
前走は最後方からの競馬になったが、長くいい脚を使い好メンバー相手に快勝。半姉ミスエルテは重賞勝ち馬。距離は違うが中山も経験済みで、重賞でも上位争い可能。ハイレベルの前走で未勝利勝ちしたレッドルレーヴ、距離延長は歓迎のボレンティア、いい決め手を持っているシーズンズギフトが強敵か。
土曜日
1Rミスヒアリング ☆☆
以前にダートを使った時は10着に敗れているが、出遅れて流れに乗れず参考外。馬体が一戦毎に絞れ、ゲート難も徐々に解消。前々で運べれば粘り込みがあっても。堅実なギャラクシーソウル、今の未勝利なら実績上位のジェロボーム、立て直して調教の動きが一変したフェデネージュが上位候補か。
2Rトミケンリフリーク ☆☆
前走はスピードのいる脚抜きのいい馬場に対応できず、追走に余裕がなかった印象。休み明けになるが、1週前に古馬と併せて互角の動きを見せるなど好仕上がり。良馬場なら変わる可能性も。使いつつ体が絞れてきたショーショーショー、先行力があるダウラギリ、前走距離短縮で変わり身を見せたツキマデトドケが上位候補か。
5Rツキサエル ☆☆
前走は離された5着だったが、小柄で道悪が応えた印象。放牧明けになるが、入念に乗り込まれ仕上がりは上々。コメントにあるように距離は鍵になりそうだが、良馬場で今回のメンバー構成なら食い込みがあっても。叩いて調教の動きが良くなったアンティシペイト、渋太さがあるアルピニズム、前走はスムーズさを欠いたクインズウィッシュが上位候補か。
6Rアルファレディ ☆
坂路中心に乗り込まれているが、追い切り時計が詰まってこない。使いつつ良くなってからか。古馬相手に質の高い調教をこなしているフォワードアゲン、最終追い切りで水準以上の時計をマークしたラストマン、ハードな調教をこなしているプレシオーソが上位候補か。
9Rグレイトホーン ☆☆☆
前走は追い切り本数が足りず明らかに急仕上げ。3走前に未勝利戦を快勝し、2走前は脚を余す場面がありながらも5着と善戦。1勝クラスでも通用する力は持っており、叩き2戦目で変わる可能性は十分。良血馬で前走快勝のクロノメーター、叩いて更に調教の動きが良くなったカフェサンドリヨン、自己条件に戻れば力は通用するフルートフルデイズが強敵か。
10Rヴァンランディ ☆☆☆
前走は出遅れて後方からの競馬になり、スローペースで展開も向かなかった印象。休み明けになるが、乗り込み豊富で好仕上がり。良血馬で2勝クラスなら通用する力は持っており、スタートが決まれば上位争い可能。3戦2勝でまだ底を見せていないサトノセシル、中山替りは好材料のトーセングラン、単騎逃げなら渋太いトミケンボハテルが強敵か。
12Rジーナスイート ☆☆☆☆
近5走で2着1回3着3回と、1勝クラス卒業は目前。体重が増えてきたのは好材料で、今回も上位争い可能。前走は不利があったジュピターズライト、長期休養明けだが素質は高いゲバラ、前走は道中躓く不利があったシャワークライムが強敵か。
日曜日
2Rヴァンデリオン ☆☆☆
前走は初めての1200メートルだったが、先行力を見せ勝ち馬とは僅か0.2秒差。放牧明けになるが乗り込み量も十分で、上位食い込みは十分可能。3戦連続で2着のシルバージャック、叩いて調教の動きが良くなったスイ、前走の末脚が目立っていたグランドストロークが強敵か。
3Rブラングライク ☆
前走は先行力を見せるも、直線で甘くなり9着。叩いた上積みは見込めるが、もう少し経験を積んでからか。安定感があるアイアムイチリュウ、大型馬で叩いた上積み十分のドノスティア、近走の末脚が目立っているリュウノチョッパーが上位候補か。
11Rココロノトウダイ ☆☆☆☆☆
前走は休み明けでプラス12キロと、成長分を考慮しても若干余裕残しだったか。この中間はしっかり負荷がかけられ、最終追い切りの動きも明らかに前走以上。中山替りも好材料で、上位争い可能。前走GIで2着のヴェルトライゼンデ、距離延長が鍵も4戦3勝と実績上位のサクセッション、相手なりで堅実なアオイクレアトールが強敵か。
<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。