【浜田・東京本社ワンモアトライ】11日京都11R キングオブコージの5連勝に期待

2020年10月11日 08:00

 京都大賞典。00年代前半までは秋の大舞台へ向け、一線級が集結するレース。強い馬が勝つ、波乱要素の少ないレースだった。だがその後、海外遠征の増加と前哨戦を使わない“ぶっつけ本番”が主流となり、メンバーの質も低下。最近は荒れる難解なレースとなってしまった。

 今年はキセキ、グローリーヴェイズと2頭のG1馬が参戦。多少、格好はついた形だが、稽古を見る限り両馬共に完調とは言い難い。ならば格より調子。4連勝中の新星キングオブコージに期待だ。1→2→3勝クラスと突破してG2目黒記念も制覇。これだけでも十分凄いが、特筆すべきはその中身。京都内回り2000メートル、中山内回り2500メートル、中山外回り2200メートル、東京2500メートルと全く性質の違う舞台で連勝してきたのは価値が高い。父は現役時代、短距離で無双を誇ったロードカナロア。芝2400メートル以上で白星を挙げた産駒は、本馬を含めわずかに5頭。うち2頭がアーモンドアイとサートゥルナーリア。キングオブコージもここを突破するようなら、偉大な2頭の背中に近づくかもしれない。(17)から。

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